(BATALEON・バタレオン)の持つテクノロジー『3BT』について!

(BATALEON・バタレオン)の持つテクノロジー『3BT』について!



 

ヤマゴリです!

すっかり春のゲレンデ!
柔らかな雪質はグラトリ好きにはたまりませんね。
引っ掛かりが少なくトリックで多少の無理が効きながらも、雪質が重いため急激なブレーキングにも対応できるためキレのあるトリックが可能!
更に、転倒時にも痛くないと!
どんなトリックにでも挑戦できる素晴らしい季節です。
今のうちに練習しておきたいトリックが沢山あるのですが・・・悲しいかな長く持たないのが春シーズン・・・
この季節が長く続けば最高なんですがね。。。
シーズンの終わりが見えてきて、もっと! となるのは毎年のお決まりです・・・
皆さん、悔いのないシーズンを!

今日は BATALEON が持つ独自のテクノロジー『3BT』について紹介します!

 


出典:bataleon.com/ja

 

『3BT』は BATALEON が特許を所有するテクノロジーの名称です。
BATALEON と言えば、指を三本立てたスリーピースのロゴが特徴のブランドですね!
アメリカで誕生したブランドですが、日本でも積極的なセールスを展開しており、お店やゲレンデで目にする機会も多いです。
そんな BATALEON が展開する『3BT』とはどのようなものなのでしょうか?

 




 

『3BT』の前に『SIDEKICK』について

 

『3BT』を説明する前に、BATALEON のボードには『SIDEKICK』とよばれるテクノロジーが使用されています。
『SIDEKICK』は 一番接雪面積の大きなノーズ・テールの左右部分が雪面から浮いている構造 を指します。

 


出典:bataleon.com/ja

 

画像で言うと幅が最も大きくなる 前後トップ左右の部分 です。
通常キャンバーの板では、この部分がフラット時にもほぼ雪面に接しており、これが 引っ掛かりの原因 となります。
これは、キャンバーの特性において、しっかりとしたエッジングが可能な代償として、引っ掛かりのリスクが上がってしまう という点で影響を及ぼしています。

 

『SIDEKICK』を採用することでこの部分が雪面から離れるため、引っ掛かりが軽減されます。

 

でもそれじゃあエッジが掛からないんじゃあ・・・
と、思うかもしれません。

安心してください。
『SIDEKICK』の部分が雪面に接しないのはフラットな状態(左右に体を傾けず真上に立っている状態)の場合のみ。
エッジを立てる通常のターンにおける動作を行った場合にはしっかりとエッジを掛けることが可能です。

 

つまり、フラット時にはキャンバーボードにも関わらずフラットキャンバーのような乗り心地。
しかし、ターンの際にはキャンバーのようなメリハリのあるエッジングが可能! と言うことになります。

 

BATALEON では、この独自構造『SIDEKICK』が全てのモデルに備えられています。

 

 

 

独自の特許構造『3BT』とは?

 

『3BT』とは(トリプルベーステクノロジー)の略語です。
簡単に説明すると、3つの特徴を備えた構造をしています。
先に紹介した『SIDEKICK』の特徴を踏まえた上でこの構造の特徴を見ていきましょう。

 


出典:bataleon.com/ja

 

 

① 先端部分一番太い部分で最大のアップリフト


出典:bataleon.com/ja

 

『SIDEKICK』によるアップリフトがノーズ・テールの最も太い部分において最大に達します。
一番大きな接雪面積を誇る部分において大きくアップリフトされることで、引っ掛かりを大幅に軽減することが可能です。
また、パウダー滑走の際には大きな浮力を生み出し、ロッカーのような安定したライディングが可能となります。

 

 

② センターから徐々にアップリフト


出典:bataleon.com/ja

 

『SIDEKICK』によるアップリフトはビンディングの外側から最大のアップリフトを誇るトップ部分に向けて緩やかに行われています。
徐々にアップリフトを行うことで、体重移動に合わせて徐々にエッジングが行われ、ターンの際に滑らかな動きを可能としてくれます。
更には、無駄なエッジの引っかかり(特に低速での引っ掛かり)を軽減してくれます。

 

 

③ センター部分は完全なフラット


出典:bataleon.com/ja

 

アップリフトが行われていないセンター部分は完全にフラット形状となります。
フラットの特性として、抜群の安定感と操作性能があります。
フラット部分によって得られる大きな安定感も BATALEON の板における大きな特徴の一つです。

 

 

上記の3点を踏まえた構造が『3BT』と呼ばれています。
『3BT』には『SIDEKICK』が必要不可欠なため、これらはセットで考える必要があります。

これらの特徴をまとめると、BATALEON の板は以下のようなライダーにおすすめの性能と言えます。

 

 

① ジブメインのライダー

『3BT』の恩恵の一つに引っかかり難さが挙げられます。
これは、アップリフトによる急激なエッジングの回避による恩恵と言えます。
アイテムへのスムーズな進入から、アイテム上での不慮のエッジング回避まで、アップリフトによる引っ掛かりの軽減は大きなメリットとなります。
また、センター部分のフラット構造もアイテム上での安定性を向上させるなど、ジブメインのライダーには嬉しい特典が多いと言えます。

 

② 地形からパウダーまで、ゲレンデを遊びつくしたいライダー

『3BT』によるアップリフトは急激なエッジングを回避するとともに大きな浮力を生み出します。
こられは様々な地形を滑る上で非常に大きな役割を果たします。
荒れた雪質ではエッジが急激に掛かってしまい転倒する危険性が大きくなりますが、徐々にエッジングを可能とする構造によりこの危険性が軽減されます。
また、パウダーでの滑走においては大きな浮力を武器に、無理なくライディングが可能となります。
刻々と変化する様々なゲレンデを1本で楽しみたいライダーにはうってつけです。

 

 

独特の乗り心地

 

最後に独特の構造を持つ『3BT』ですが、その乗り心地はどのようなものでしょうか?
BATALEON の板の乗り心地は、独特です!

 

まず、低速状態においては フラットキャンバー のような乗り心地 です。
引っ掛かりがなく、非常に乗りやすい反面、体重移動をメインとしたカービングのみが唯一の方向転換の手段となります。
そしてスピードが出て体を倒すことで徐々にエッジが食いつき始めます、
一度エッジが入ればキャンバーボードのようなキレのあるエッジングを活かしたカービングが可能 となります。

 

この、エッジが掛かるまでの時間 にズレが生じるため、普段キャンバーボードに乗っているライダーは違和感を感じると思います。
逆に、フラットキャンバーに乗っているライダーには高速域でのキレのあるエッジングによる操作性を感じられると思います。

 

グラトリメインのライダーにおいては、低速域でのトリック性能に大きな利点 があります。
バターやプレスなどに関しては引っ掛かりを恐れず、攻めたトリックが可能です。
しかし、急激なエッジングが必要となる 回転系に関しては低速域ではかなり難しい と言えるでしょう。
高速域で初めてエッジングを活かしたトリックが可能となりますが、やはり急激なエッジングは難しいと言わざるを得ません。

グラトリに使用するのであれば、低速でのバター・プレス系トリック において最大の力を発揮します。

 

 

 

 

いかがでしかか?
BATALEON が誇る独自構造『3BT』。
ジブメインで地形やパウダーを楽しみたいライダーが入れば最高の板ですね!
グラトリでは低速でのトリックに強いです!
低速での安定感に定評があるので、初心者にもうってつけの板と言えますね!
エッジングは難しいですが、ボードに乗るという感覚を養うには最高の板です。
金額も手ごろなものが多いので、是非一度検討してみてはいかがでしょうか!

 




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