メタルマッチはどっちがいい? マグネシウムとフェロセリウムの違い!

メタルマッチはどっちがいい? マグネシウムとフェロセリウムの違い!


 

ヤマゴリです!

 

久々に雨が降っています。
あわよくばキャンプに繰り出そうかと考えていたのですが今回はやめておくことにしました。
行こうと思っていた場所が山林の不安定な場所なので雨が降るとどうしても厳しい感じになってしまいます。
まぁ、そんな中でも幕を張るストイックな先輩キャンパーさん達もいるのですが!笑
僕はまだまだそこまでストイックには成り切れません。
年度初めはポカポカ陽気の日に是非行きたいなー。

 

今回は メタルマッチ についてです。

 

 

メタルマッチ ファイアスターターとも呼ばれ、より雰囲気を重視した火おこしの際に使われる男臭いアイテムです。

 

メタルマッチで着火!ロマンあふれる男の焚火!

 

ロッド と呼ばれる金属棒を削ることで火花を発生させることが出来る仕組みです。
ライターやマッチのように簡単に火を起こすことが出来ず、火花で着火を行うという不便さがアウトドアの楽しみをより深いものにしてくれます。
僕も火おこしの際にはメタルマッチを使用しており、今では難なく火を起こせるようになりました。

 

ところで、メタルマッチに使用される金属には 2つの種類 が存在します。
今回は金属の種類による特徴を紹介していきましょう。

 

メタルマッチの種類

 

 

メタルマッチに使用される金属には 2つの種類 があります。

 

それが マグネシウムフェロセリウム です。

 

 

マグネシウム

 

マグネシウム と言えば中学校の理科の実験で、薄く伸ばしたマグネシウムリボンを燃焼させる実験を思い浮かべる人も多いでしょう。
強い光 を発しながら 勢いよく燃焼する という特徴があります。

 

 

フェロセリウム

 

フェロセリウム鉄とセリウムの合金 です。
可燃性固体としては危険物指定にされています。

 

 

世の中に存在する メタルマッチファイアスターター と呼ばれる商品には、上記いずれかの金属が使用されています。
それぞれに特徴があり好みによって使い分けられていますが、見た目はほぼ同じ です。
次項ではそれぞれの特徴を見ていきましょう。

 

 

それぞれの特徴

 

これらの金属には特徴があり、メタルマッチになった際には使い勝手に影響が出てきます。
まずは、それぞれのメリットを確認してみましょう。

 

 

マグネシウムロッドのメリット

 

価格が安い

マグネシウムのメタルマッチはフェロセリウムのものに比べて 安価 に設定されています。
とは言え、数千回もの着火が可能なメタルマッチにおいてはさほど大きな金額の差とは言えないでしょう。
無骨なものや小さめのサイズの物の場合は 紛失 しやすいので、物を失くしやすい人にはおすすめかもしれません。

 

 

フェロセリウムロッドのメリット

 

火花が起きやすい

 

火花を起こすという基本的アクションに関しては、フェロセリウム の方が簡単です。
これは、フェロセニウムが 鉄とセリウムの合金 という点に起因します。
セリウムは 着火温度 が低いため、小さな摩擦でも 簡単に火花を起こすことが出来るのです。

 

火花が大きい

 

火花の大きさはロッドのサイズや長さに影響されますが、同じ大きさのものを使用した場合、マグネシウムに比べて 大きな火花 を発生させることが出来ます。
そのため、火花のみで火口に着火させる場合は フェロセリウム の方が 着火率が高い と言えるでしょう。

 

 

まとめると

マグネシウム ⇒ 安価

フェロセリウム⇒ 火花が起きやすく・大きい

となります。

 

このことから、基本的な性能はフェロセリウムの方が高い と言えるでしょう。
価格を無視するのであればフェロセリウムタイプのロッドの方が優秀です。

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しかし、これは火花のみで火口に着火できる技術がある場合です。
実際には火口が定まらなかったり、湿気によりなかなか火がつかない場合があります。
そんな時の テクニック も合わせて紹介します。

 

 

着火率を向上させるテクニック

 

状況によっては火花のみを使って着火するのが難しい場合があります。
そんな時のテクニックとして、優しく表面を削ることで 金属粉 火口に纏わせるという方法があります。
こうすることで、一気に大きな熱を発生させることができ 着火の可能性を向上 させることができます。

 

この場合はロッドの消費量が増えるので、高価な フェロセリウム では勿体ない気がします。
この場合は、火花の大きさによる デメリット も解消されるため、マグネシウム の方が消費を気にすることなく使用できます。

 

使用が比較的難しい マグネシウム もこの使い方では持ち味を生かすことが出来ます。

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CURE FIRE STARTER

 

ちなみに、この仕組みを利用した フェロセリウム マグネシウム を組み合わせたメタルマッチも存在します。
マグネシウムを削ったところへフェロセニウムで着火するという理にかなったアイテムです。

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メタルマッチは基本的に マグネシウム棒 などと呼ばれることが多く、フェロセリウム という馴染みない金属が使われていると知っている人は意外と少ないかもしれません。
基本的な使い方は同じですが、それぞれに僅かですが違いがあります。
今までなかなか上手く着火できないと感じていた方は、もしかしたらマグネシウムロッドの可能性があります。
使い方にまだ自信がない場合は、フェロセニウムロッドの物を使用した方が着火率が向上するかもしれませんよ!
今一度、自分が持っているメタルマッチがどちらの素材でできているかを確認してその特徴を理解しておきましょう!

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