スノーボード! 基本のプレストリック6種!(マニュアル2種類とスライド4種類)

スノーボード! 基本のプレストリック6種!(マニュアル2種類とスライド4種類)



 

ヤマゴリです!

昨日は見事な満月でした!
天気も良く、雲一つない闇空に輝く満月。
一際大きく輝いていたように見えました。
月光浴をすると “ツキ” が上がるということで夜散歩に出かけてきました。
ツキが上がり、早くコロナが収まってキャンプへ行けると良いです・・・
あっ、あと来年こそは雪が豊富な年になりますように!涙

今日はプレストリックの基本、マニュアルとスライドを紹介します!

 

 

皆さん初めて挑戦したトリックはなんですか?
オーリー? 180?
誰もが初めてのトリックはこのあたりと答えると思います!
でも本当にそうでしょうか?
僕は誰もが初めてやったトリックは オーリー もしくは テールマニュアル だと思います!

 

ここで “やった” と表現したのは、意識して挑戦したという感覚はなく、滑っている中でやってみたという軽い感覚で取り入れた可能性があるからです。
特に テールマニュアル は、滑っている中で自然と “やっている” 可能性が高く、意識せずに 初めてのトリック になっている方が非常に多いと思います。

 

今日はそんなテールマニュアルを含む、基本のプレストリック(マニュアル・スライド)について紹介します。

 




 

グラトリの基本! プレス系トリック!

 

 

グラトリにおいて重要なトリックの一つである プレス
一方のトップに体重をかけ、片方を浮かせながら滑る基本のトリックです。
プレス系トリックは、マニュアルスライド に分けられます。
進行方向に対して板が平行になっている状態が マニュアル 、垂直(横を向いている)の状態が スライド となります。

 

マニュアルには基本の 2種類、スライドにはテール・ノーズとフロント・バックの組み合わせで 4種類 の基本の形が存在します。

 

基本となるトリックで、ここから様々なトリックへと変化していきます。
つまり、グラトリをやるにあたって避けることのできないトリック なのです。
グラトリのベースとなる体の動かし方も習得できるので、まずはプレス系のトリックを練習し、その後板を浮かすタイプのトリックへ進むことをおすすめします。

 

 

まずは 2種類のマニュアル を紹介します。

 

 

マニュアルとは

 

 

マニュアルとは、テール・ノーズ のいずれかに荷重し、もう一方を 浮かせたまま滑るトリック を指します。

 

テールに乗って滑る テールマニュアル は最も簡単なプレストリックとなり、グラトリに馴染みのないライダーでも一度はその動きをやったことがあると思います。
まずは、そんなテールマニュアルを含む マニュアル2種 を紹介します。

 

 

基本マニュアル① 【テールマニュアル】

 

 

 

テールマニュアルはその名の通り テールに乗るマニュアル です。
乗る と言うのは体重をかけるということで、テール(山側) に体重をかけて滑るというトリックです。
レギュラーであれば右足、グーフィーであれば左足ですね。

 

最も基本的なマニュアルトリックで、目線を変えることなく進行方向へ行うトリックのため、滑っている最中に何げなくやってみたことがある方も多いと思います。
バランスも取りやすく、最も簡単なトリックの一つです。

 

【やり方】

まずは軽くオーリーをしてテール側の足へ重心を移動させます。
ここで大切なのが、自分の真下にテール側の足を持ってくる意識 です。
重心を後方に預け、しっかりとテール側の足で雪面を踏むイメージです。
この時、テール側の足は内側へ入れる(内股になる)と安定します。
逆に外側へ出てしまうと体重をかけにくく、バランスも崩しやすいです。
ノーズ側の足はしっかりと伸ばす ことでノーズが浮き、スタイルが出ます。

 

 

基本マニュアル② 【ノーズマニュアル】

 

 

次に紹介するのは基本のマニュアルから ノーズマニュアル です。
基本とは言いますが、テールマニュアルに比べて 一気に難しくなります!!!
こちらはノーズに体重を乗せ、テールを浮かせながら進むトリックです。
バランスが取りづらく、難易度が一気に上がります。

 

【やり方】

ノーズマニュアルで大切なことはとにかく 重心をブラさないこと です。
テールマニュアルのように誤魔化しがきかず、重心がぶれるとすぐに板が横を向き転倒してしまいます。
まずは軽くオーリーをして、ノーズ側の足を自分の下へ持ってくるイメージ で乗ります。
ここは、テールマニュアル以上に真下に持ってくるイメージで行う必要があります。
ノーズ側の足で雪面を踏み、谷側に重心を預けます。
この時しっかりと足を内側に畳み左右へブレないよう に注意します。
左右にブレてどちらかのエッジに体重を乗せすぎるとすぐに板が横を向いてしまいます。
肩を前方へ伸ばし、目線を進行方向へ向けることで、体が一直線に板に乗るよう にします。
最初は怖いかもしれませんが、しっかりとノーズへ体重を乗せなければテールは浮きません。
バランスをしっかり取れるような体勢を練習し、しっかりとノーズに乗るようにしましょう。

 

 

 

次に 4種類のスライド を紹介します。

 

 

スライドとは

 

 

スライド は、マニュアル同様に片側に荷重してもう一方を浮かすトリックですが、板をスライドさせて横向きにする という特徴があります。
進行方向に対して板が垂直になることで、片側に荷重しすぎるとエッジが掛かりすぎてブレーキが掛かってしまったり、転倒する危険性のあるトリックです。
その為、マニュアルに対してより微妙なプレス感覚が求められ、難易度が高くなります。

 

スライドにはプレスを行う方向が存在します。
胸側でプレスするものが フロントサイド(FS)、背中側でプレスするのものが バックサイド(BS) となります。
ここに テール・ノーズ のいずれかに荷重する形がプラスされることで種類は・・・

 

・FSテールスライド
・FSノーズスライド
・BSテールスライド
・BSノーズスライド

 

の4種類となります。

 

 

スライドトリックにおける腕の使い方

 

ここで腕の使い方について説明します。
基本のスライド4トリック全てにおいて言えますが、最後は元の形に戻してメイクとなるため、体が回ってしまわないように、腕は板と逆方向に回します。
逆側に回すことで回転が止まり、最終的には腕の反動で元の形に戻すことが出来るのです。

 

 

 

 

それでは、トリックごとに紹介していきます。
まずは比較的簡単な正面を向いたまま出来る BSノーズスライド FSテールスライド を紹介します。

 

 

基本スライド① 【BSノーズスライド】

 

 

BSノーズスライド は、スライド系トリックの中でも比較的やり易いトリックとなります。
体が正面を向いたまま挑戦できるので、恐怖心が少なくて済みます。
形は BS(背中側)でノーズに荷重しプレスを行います。

 

【やり方】

まずは軽くオーリーをして ノーズ側の足へ重心を移動 させます。
ここはノーズマニュアルの要領を参考にします。
この時軽く ヒールサイド にターンをする感じでオーリー出来るとより安定します。
(慣れないうちはオーリーをせずにズラすだけで形を覚えてもOKです!)
腕は板とは逆の方向に回します。
スライド中は軽くヒール側に体重をかけるようにします。
ヒールエッジに強く乗りすぎるとブレーキが掛かりすぎ、トゥエッジに乗りすぎると逆エッジで転倒します。
最後は腕を使い、ノーリーもしくは板を回して元に戻すことでメイクします。

 

 

基本スライド② 【FSテールスライド】

 

 

FSテールスライド も正面を向きながらメイクできるスライドです。
形は FS(胸側)でテールに荷重しプレスを行います。

 

【やり方】

まずは軽くオーリーをして テール側の足へ重心を移動 させます。
ここはテールマニュアルの要領を参考にします。
この時軽く ヒールサイド にターンをする感じでオーリー出来るとより安定します。
腕は板とは逆の方向に回します。
着地時にしっかりとプレスできるようにしっかりと体重をテールに預けます。
スライド中は軽くヒール側に体重をかけるようにします。
ヒールエッジに強く乗りすぎるとブレーキが掛かりすぎ、トゥエッジに乗りすぎると逆エッジで転倒します。
最後は腕を使い、オーリーもしくは板を回して元に戻すことでメイクします。

 

 

 

 

BSノーズスライド と FSテールスライド を紹介しました。
この二つのスライドの共通点は・・・

・ヒールサイドターンから行う
・トリック中は体は正面を向いている

最初はスライドトリックの名称は覚えにくいと思いますが、ヒールサイドターンから行い、トリック中体が背面を向いているスライド は、この二つと覚えましょう。

 

正面を向いたままトライでき、逆エッジにもなり難いので、まずはこの二つから練習することをおすすめします。

 

 

 

 

次は体が山側に向いた状態でプレスを行う、FSノーズスライドBSテールスライド です。

 

 

基本スライド③ 【FSノーズスライド】

 

 

FSノーズスライド は背中側を進行方向に向けてプレスを行うトリックです。
逆エッジのリスクが向上することで難易度は向上しますが、目線の先にプレスしているノーズがある為、まだ難易度は下がります。
形は FS(胸側)でノーズに荷重しプレスを行います。

 

【やり方】

まずは軽くオーリーをしてノーズ側の足へ重心を移動させます。
ここはノーズマニュアルの要領を参考にします。
この時軽く トゥサイド にターンをする感じでオーリー出来るとより安定します。
腕は板とは逆の方向に回します。
着地時にしっかりとプレスできるようにしっかりと体重をノーズに預けます。
スライド中は軽くトゥ側に体重をかけるようにします。
体は山側を向いていますが、目線は正面を見れるように上半身をひねります。
トゥエッジに強く乗りすぎるとブレーキが掛かりすぎ、ヒールエッジに乗りすぎると逆エッジで転倒します。
最後は腕を使い、ノーリーもしくは板を回して元に戻すことでメイクします。

 

 

基本スライド④ 【BSテールスライド】

 

 

BSテールスライド は、プレス中体が進行方向とは逆を向いており、プレスしているテールも見えないため、逆エッジのリスクが最も高くなるスライドです。
恐怖心を克服するために繰り返しトライする必要があり、難易度は高めとなります。
形は BS(背中側)でテールに荷重しプレスを行います。

 

【やり方】

まずは軽くオーリーをしてテール側の足へ重心を移動させます。
ここはテールマニュアルの要領を参考にします。
この時軽く トゥ側 にターンをする感じでオーリー出来るとより安定します。
腕は板とは逆の方向に回します。
着地時にしっかりとプレスできるようにしっかりと体重をテールに預けます。
スライド中は軽くトゥ側に体重をかけるようにします。
体は山側を向いていますが、目線は正面を見れるように上半身をひねります。
トゥエッジに強く乗りすぎるとブレーキが掛かりすぎ、ヒールエッジに乗りすぎると逆エッジで転倒します。
最後は腕を使い、オーリーもしくは板を回して元に戻すことでメイクします。

 

 

 

 

FSノーズスライドBSテールスライド を紹介しました。
この二つのスライドの共通点は・・・

・トゥサイドターンから行う
・トリック中は体は背面を向いている

トゥサイドターンから行い、トリック中体が背面を向いているスライド は、この二つと覚えましょう。

 

ここまでできればプレス系トリックの基本はマスターした形になります。

 

 

 

 

初心者のうちは、FS・BS・ヒール・トゥ・フロント・バック・テール・ノーズ などなど・・・
専門用語で訳が分からなくなると思います。
今回紹介したトリックでもスライドはどれがどれか分からなくなってしまいがちです・・・
しかし、これを完全にマスターできれば間違いなく脱初心者です!
言われたスライドを瞬時に実行できるくらい滑り込んで、ゆくゆくはジブにも挑戦してみましょう!

 




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