やっちゃった!ボードが損傷した際の行動マニュアル!

やっちゃった!ボードが損傷した際の行動マニュアル!




 

ヤマゴリです!

みなさんシーズン楽しんでいますでしょうか!
今シーズンはまだまだ雪が少ないということでオープンできていないスキー場も多いです。
これからに期待しましょう!
オープンして言えるスキー場も滑走エリアが狭い場合や限られたスペースのみの営業と言う所が多いです。
滑走の際には十分周りに注意しましょうね!

今回はボードが損傷した際の行動マニュアルを紹介します。

 

 

大切な板が損傷・・・
悲しいですよね・・・

今シーズンのような雪が少ない状態では、むき出しの地形や段差などで板が損傷するリスクが大きくなってしまいます。
実際、板が大きく損傷してしまった場合どうすれば良いのでしょう?

 

どう行動すれば良いか分からない!
そのまま滑って大丈夫なの???

板が損傷した際に取るべき行動をまとめました!

 




 

損傷の原因

 

 

まずは板が損傷する原因から確認していきます。

板が損傷する原因として一番多いのが、障害物との接触による損傷 です。
例えば以下のようなものが挙げられます。

 

 

【悪路滑走でのソールのキズ】
雪の少ない時期や林道での滑走時、石や木屑の上を滑ってしまうことで発生します。

 

【アイテムとの接触によるエッジ・ソールのキズ】
ジブへの進入で発生。その他、看板やリフトの主柱への接触でも発生します。

 

【他ライダーとの接触で起こるエッジのキズ】
滑走中はもちろん、リフト待ちの接触でも発生します。

 

更に酷い損傷としては、ボードのヒビ・折れ があります。

これは大きな力で障害物に接触してしまった場合や、板の許容範囲を超える力が一点に加わることで発生します。

 

 

自身でできるメンテナンス

 

 

まずは自身でできるメンテナンスについて紹介します。
大きな損傷でなければ自身で修理できるものも多いですので確認してみましょう。

 

 

【ソールのキズ・凹み】

まずは最も多いであろうソールのキズや凹みです。
1シーズン滑れば必ずボードにキズが入ってしまいます。
細かな傷であれば気にしなくても大丈夫ですが、大きな裂傷や凹みはそのまま滑ってしまうと悪化してしまう危険性がありますので早めにメンテナンスしましょう。

ソールのキズは専用の リペア材 を使って埋めます。
ホットワックスの要領で、リペア材を溶かして患部を埋めます。
処置はこれだけ。
最後にソール面と平らになるまで埋めた部分を削って完了です。

 

ワックスでお馴染みの ガリウム から専用のリペア材が出ているのでこちらをおすすめします。

ガリウム リペアキャンドル をAmazonで探す

ちなみに 硬めのホットワックス(ガリウムであればグリーンやブルー)でも代用可能です。

 

 

【エッジのキズ】

エッジのキズや多少の乱れも自分でメンテナンスが可能です。
エッジはしっかりと角度がついていないとエッジングの役割が果たせず 滑走性能に悪影響を及ぼします。
多少のキズであれば問題ありませんが、気になるのであれば削ってメンテナンスしましょう。

 

エッジの角度を調整する作業を ビべリング と呼びます。
新品で購入した板は基本的にエッジが90°の状態になっています。
エッジにキズや凹みが発生した場合、まずは90°の状態に戻すことを目指します。

 

やり方は、ソール側(ベースエッジ)と、サイド側(サイドエッジ)を垂直にヤスリで削ります。
エッジを90°に近づけることが出来たら、最後の調整で、ベースエッジ側の角度をほんの少し(1~2°程度)削ります。

こうすることで急激なエッジングを回避できるようになるほか、グリップ力の向上が見込めます。
グラトリなどトリックを行うライダーであれば取り回しがしやすくなるなど、多くのメリットがあります。

ちなみにベースエッジの角度の調整は、エッジのメンテナンス時に限らず、板の購入後すぐに行うのがおすすめです。

 

上記の項目が自身でできるメンテナンスです。

 

 

ショップに修理を依頼する

 

 

板に裂傷や折れが発生してしまった場合は自身でのメンテナンスは困難です。
そればかりか、下手に手を出すと原状回復が不可能な状態になってしまう場合があります。
大きな修理が必要な場合は、ショップに依頼するのが一番安心です。

 

ショップに修理を依頼する場合、以下の二つの方法があります。

 

【ショップへの持ち込み】

近くにメンテナンス可能なショップがある場合は直接持ち込みで修理が可能です。
ショップへの持ち込みのメリットは何と言っても。、送料分が掛からず費用を抑えられる点です。

 

【ショップへの郵送】

近くに対応できるショップがない場合、郵送でメンテナンスに対応してくれるショップを利用する方法があります。
多くがホームページで依頼することができ、料金などをすぐに確認できます。
全国各地で信頼できるショップを探すことが出来る点がメリットです。

 

 

基本的には大小のメンテナンスに関わらず、ショップに頼めば間違いありません。
自身でするよりもクオリティーの高いメンテナンスが出来るので、金銭面に余裕がある場合はショップに依頼する方法が最善と言えます。

基本的な料金ですが、傷や凹みであれば大きなものでも 3000円~5000円程度 で対応してくれるところがほとんどです。
もちろんそれ以上に複雑なリペアが必要なものや、複数個所の場合は更に値段が上がることがあります。

 

また、シーズン終了後は板に1シーズン分の様々な傷や凹みが発生しています。
できればショップで次のシーズンへ向けてメンテナンスを依頼することをおすすめします。
キズや凹みの回復はもちろん、ワックスの剥離や保存用ワックスの塗りこみまでのフルチューンを請け負ってくれるところも多いです。

板の状況によりますが、10000円~15000円程度 が相場です。
次シーズンに不安を残さない為にも、1シーズン頑張ってくれた板に投資するには安い金額ではないでしょうか!

 

 

 

いかがでしたか?
今回はボードが損傷した際にとるべき行動について紹介しました!
自身でできるものから、ショップへの持ち込みが必要なものまで・・・
ボードが損傷した際の参考にしていただけば幸いです。

 




スノーボードカテゴリの最新記事