ヤマゴリです!
三連休中日ですね!
近くの神社では左義長が行われています。
幼いころ、様々なものが燃やされる左義長が大好きでした。
公に認められた焚火みたいで子供心に楽しかった思い出があります。
あの頃に戻りたいですね。
今ではすっかり心が汚れてしまいましたので、いつか嫌いな得意先の名刺を左義長で燃やすことにします!笑
さて、今日はフラットキャンバーの特徴を紹介します。
フラットキャンバーはゼロキャンバーとも呼ばれ、キャンバー部分がフラットな形状の板のことを指します。
均等なエッジ性能が最大の特徴で、引っ掛かりが少なくグラトリでも活躍してくれます。
今日はフラットキャンバーのメリット・デメリットについて紹介します。
【フラットキャンバーの定義】
フラットキャンバーは文字通りキャンバー部分がフラットな形状を指します。
キャンバーのように浮いた部分がなく、全体が雪面に接していることが特徴。
歪みがなく、横から見ると皿のような形をしています。
板に乗った際、体重が板全体に均等にかかる点がポイントです。
【メリット① 逆エッジのリスクが軽減】
フラットキャンバーの大きなメリットが逆エッジになり難いという点です。
全体に均等に体重が掛かることで、急激なエッジが回避され、結果逆エッジが防止されます。
これはグラトリにおいても非常に有利で、特にバター系のトリックなど板をズラす動作の中では技の安定感を生み出します。
特に、フラットに近い暖斜面ではその効果が大きく感じられます。
暖斜面での低速滑走時はバター系やプレス系のトリックが必然的に多くなり、そんな状況ではフラットキャンバーの板が最も扱いやすいと言えます。
【メリット② 安定感のある滑走性能】
低速での安定性はもちろん、高速時も板全体で雪面を捉えるため非常に安定した滑りが可能です。
硬めのバーンでもしっかりと板が雪面を捉え、凹凸に対しても全体でカバーを行うことで板が暴れることを軽減します。
すっぽ抜けも回避してくれるなど、高速滑走時の不安の多くを解消してくれます。
【メリット③ ジブでの安定感が抜群】
アイテム上ではフラット形状は抜群の安定感を生み出します。
張り付くようにしっかりとアイテムを捉えるため、バランスを崩し難いというメリットがあります。
更に、アイテムへの侵入の際、着地で余計な反発を生み出すことがないこともバランスを保てる一つのポイントです。
【デメリット① 反発を生み出し難い】
フラットな形状は反発を生み出し難いというデメリットがあります。
板に踏み込むスペースがないので、ノーズ・テールにしっかりと体重を預けなければ反発が返ってきません。
どうしてもタメの動作が大きくなるため、そのあとの動きに遅れが出てしまいます。
先行動作が重要な高回転トリックでは、反発の弱さと相まって相性が良くないという特徴があります。
【デメリット② 操作性能がルーズになる】
平均的にエッジが掛かる点は逆エッジ防止においてはメリットですが、クイックなカービングを求めた場合にはデメリットになります。
どうしてもエッジ全体を使ったカービンになる為、イメージ以上に大きな弧を描く形になってしまいます。
クイックなカービングを目指して体重を預けすぎると板が傾きすぎてすっぽ抜けてしまう危険性があります。
安定感はあるのですが、クイックな動きに弱い点も考慮した滑りが必要となります。
【まとめ】
フラットキャンバーは全体にエッジが平均的にかかる特徴から非常に安定感のある板と言えます。
低速でも安定した滑走が可能なので、初めてトリックに挑戦するライダーや、低速でのバター・プレス系トリックに特化したライダーにおすすめです。
反発性能が低くクイックな動きにも対応が難しいため、高回転を目指すライダーには向いていません。
あくまでルーズなトリックに重点を置く場合や、バタートリックの練習に特化して使いたい板です。
今日はフラットキャンバー形状について紹介しました。
なかなかメインの一枚には向かない板だとは思いますが、状況に合わせれば非常に使いやすい板です。
特にバター系のトリックの練習にはこれ以上の板はありませんので、フラットキャンバーで完璧にマスターし、その他の形状でもチャレンジするという方法が習得への近道になります。
また、初心者は低速での滑走が必然的に多くなると思うので、低速での安定感があるフラットキャンバーは非常に使いやすいと思います。
使い方次第で生きるフラットキャンバー。
一度は試乗会などで実際に体験してみてください!
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