シーズン後半! 春スノーボードの特徴と注意したいポイント!

シーズン後半! 春スノーボードの特徴と注意したいポイント!



 

ヤマゴリです!

 

2月も中旬に突入しました。
楽しいシーズンも中盤、地域によっては後半に突入という感じですね!
これから暖かくなると雪質も緩み、また違ったスノーボードの楽しさを味わうことが出来ます。
今日は春シーズンのスノーボードの楽しみ方を紹介します!

 

 

スノーボードの楽しみ方はシーズンによって変化します。
降雪のあり気温の低い ハイシーズン は、新雪が降れば ふかふかのパウダー を、気温が下がれば しっかりエッジが噛む極上トラック を味わうことが出来るなど、様々な コンディションの変化 を楽しむことが出来ます。

 

このように、ハイシーズンにはハイシーズンの楽しみ方があります。
同様に、春シーズン(暖かくなってからのシーズン)もその時ならではの楽しみ方が存在します。

 

今回は、春シーズンの特徴とその楽しみ方 について紹介します!

 

 




 

春シーズンの特徴

 

 

 

天気が良い!

 

 

春のシーズンは 天気の良い日 に当たる確率が高くなります。
ハイシーズンに比べて視界が広く良好になることで、ストレスのない滑走が望めます。

 

何より、視界良好な状態でのスノーボードは2倍も3倍も楽しいものです。
世に言う『ピーカン』はスノーボードをやっていれば誰もが楽しいと思える条件です。

 

降雪の可能性も低くなり、ゴーグルが必要無くなる ことも多いです。
扱いがデリケートなゴーグルから解放されることに大きな喜びを持っているライダーも多いと思います。

 

<POINT> 

ここで注意したいのが 裸眼での滑走は避けた方が良い ということ。
春は天気の良さ故、強い太陽光が雪に反射することで非常に眩しい場合があります。
急に視界が遮られると衝突や思わぬ怪我を負ってしまう恐れがあります。最低でも、サングラス などの紫外線対策を行うことで、良好な視界を確保するようにしましょう。

 

 

暖かい!

 

 

天候が好転するに従い、気温も上昇 してきます。
ハイシーズンに比べて厚着をする必要がなく、場合によってはパーカーなどで滑走することも可能となります。
ウエアが少なくなることで身軽に滑ることができ、より軽快に滑走を楽しむことができます。

 

ただ、最低限のウエアの装着 は安全の為に必要なので、極端に薄着の格好は避けるようにしましょう。
Tシャツでの滑走もできないことはないかもしれないのですが、転んだ時のダメージは思いのほか大きいので注意が必要です。
素肌が雪に擦り付けられることで 裂傷 内出血 などを起こす危険性があります。

また、気温が高くなることで 急な雨 も多くなります。
暖かいと言っても雨に打たれれば体温は急激に低下します。
身軽な装備であっても 予備のウエア 着替え を備えておくことが大切です。

 

 

雪が柔らかい!

 

 

雪質が柔らかい ことは春スノーボードの大きなポイントです。
特に恩恵が大きいのが、グラトリやパークなど転倒の可能性が大きなジャンルです。
何と言っても 怪我のリスクが軽減される ことは嬉しいメリットです。
転倒の際のダメージが少なく、これまで以上に攻めたトリックに挑戦できます。

 

グラトリで言えば、柔らかい雪質はしっかりと雪の重みを感じることができます。
エッジングによるスピードの変換で回転へと繋げるトリックでは、エッジがガッツリ噛むため緩急をきかせたメリハリのあるトリックが可能となります。
ノーリーなどで高回転を狙うのであればシャバシャバな春のゲレンデは最適です。

 

雪質が柔らかいといっても極端に攻めすぎるのは危険です。
春はゲレンデの凹凸も大きくなり、コースによっては 狭くなったり地面が出てしまっている 場合もあります。
思わぬコース上の変化で転倒するなどの危険性もあるので、しっかりと 視界を確保するライダーとの間隔をあける など、最低限の対策は行いましょう。

 

 

リフト料金が安い!

 

 

3月頃になると、スキー場によっては 春の割引料金 を適用している場合があります。
スキー場にもよりますが、通常の料金から1000~2000円程安くなっていることが多いです。
宿泊を伴う場合には近隣のホテルやペンションの価格も安くなっている場合があります。
ハイシーズンに比べて様々な部分でお得にスノーボードが楽しめる点は嬉しいポイントです。

 

また、シーズン後半はスキー場内のショップなどで割引セールが実施されている場合も多いです。
必要なアイテムがある場合などは、次のシーズンに向けてお得に手に入れておくのもおすすめです。

 

金額が安くなるメリットは大きいですが、シーズン終盤のスキー場は 滑走エリアが狭く なっていたり、地面が露出している 場合もあるので注意が必要です。
また、狭いコース上に多くのボーダー・スキーヤーが、密集することで 衝突のリスク も向上します。
トリックを行う場合などは、しっかりと周りを確認してから行うようにしましょう。

 

 

 

春シーズンに気を付けたいポイント

 

板が走らない!

春のゲレンデで起こり得る大きな問題の一つが、板が滑らなくなる ことです。
これには様々な理由があるのですが、主な原因は以下の通りです。

 

 

① 水分の多い雪質

 

春のゲレンデは表面の雪が高い気温により溶かされ、水分が多い状態 になっています。
通常スノーボードは多少の水分であれば排水しながらの滑走が可能です。
むしろ、僅かに水分量がある程度であれば、より板が走るなど恩恵を受けることが出来ます。

 

しかし、あまりにも水分量が多くなりすぎるとs雪面とソール面の間に 表面張力 が発生してしまいます。
軽いものであっても水面に接する面積が大きい場合、水面から持ち上げるのに力が必要なことはイメージできると思います。
あの現象が雪面ソール面の間で起こるのです。
表面張力は 進行方向へ滑る動き に対して摩擦を生み出す為、板が走らなくなってしまうのです。

 

これを改善させるには、板に ストラクチャー を掘る チェーンナップ が必要となります。
スノーボードのソールを見ると細かな溝が進行方向に刻まれています。
普通スノーボードにはこの加工が標準で備わっています。
チェーンナップでは、更に専門的な加工機を使うことで、より効率的に水分を排出できるストラクチャーを掘り込むことが出来ます。

 

しかし、チェーンナップにはお金もかかります。
基本的には自分でできる対策として、最低でも 春用のベースワックス は塗るようにしましょう。
GARIUM では ピンク がこれに該当します。
これだけでも多少は板の走りが改善されるはずです。

GALLIUM PINK をAMAZONで探す

 

① 汚れの多い雪質

 

 

春のゲレンデは非常に 汚れ が多い状態になっています。
春のスキー場をイメージすれば分かると思いますが、雪面が汚れで 変色 していることがあると思います。
主な原因は、花粉・土・草木・油 などです。
これらが雪面に付着すること変色して見えているのです。

 

これらの上を滑ることでソール面に汚れが付着してしまします。
この汚れが蓄積されることで、雪面との 摩擦 が発生し滑りが悪くなってしまうのです。

 

一番の対策は、目で見て汚れていると分かる場所は滑らない ということです。
明らかに変色している場所や雪が少なくなっている場所は滑らないようにしましょう。

しかし、全ての汚れを回避して滑るということは不可能です。
どうしても僅かな汚れが蓄積することで滑りは悪くなってしまします。

 

そんな時は、クリーナー を使用してソールの汚れを拭き取るのがおすすめです。
こうすることで、落ちにくい油を含むほとんどの汚れを落とすことが出来ます。

GALLIUM CLEANER をAMAZONで探す

 

しかし、クリーナーを持ち歩くのが億劫な場合もあると思います。
そんな時は、スクレイパー を使って汚れた層をワックスごと削ってしまうのがおすすめです。
携帯に便利な キーホルダー型の フィールドスクレイパー がガリウムから出ているので落ちらを使う方法しましょう。
この場合はベースワックスを行っていることが条件となるので、先に紹介した GALLIUM PINK との併用をおすすめします。

GALLIUM フィールドスクレイパー をAMAZONで探す

 

 

 

 

今回は春スキーの特徴と注意したいポイントを紹介しました。
春は基本的に天気も良く安全にスノーボードが楽しめる素晴らしい季節です。
場合によってはお得にゲレンデを楽しめるなど、特典も多いのが特徴。
一方でギアへの配慮が疎かになると、板が滑らずストレスが溜まってしまう場合もあります。
しっかり春のゲレンデの特徴を理解することで、人よりも長くシーズンを楽しむことができます。
是非今回紹介した内容に注意しながら春のゲレンデを楽しんで下さい!

 


スノーボードカテゴリの最新記事