シーズンオフに向けて! 大切な板をメンテナンスしよう!(ボード編②)

シーズンオフに向けて! 大切な板をメンテナンスしよう!(ボード編②)




 

ヤマゴリです!

さてさて10連休が終わりいつもの日常が戻ってまいりました。
中には会社が嫌で嫌で仕方がない方もいると思います。
みんな同じですね。
でも嫌なことばかりではないですよ!
これから暖かくなるとオフトレの定番であるマットジャンプ施設がハイシーズンを迎えます。
来シーズンへ向けて練習ができる楽しい季節がやってきましたよ!
じき梅雨ですが・・・

今日は前回に引き続き、シーズンオフに向けてのメンテナンスについてです。

 

前回の記事ではワックスを掛けてボードの汚れを落とすまでを紹介しました。

 

【前の記事】

 

シーズンオフに向けて! 大切な板をメンテナンスしよう!(ボード編①)

 

今回はキレイになったボードを保管するためにワックスでコーティングする作業について紹介します。

 




 

ワックスでコーティングする

 

ボードの汚れを落としたら、次はワックスを塗ってボードをコーティングします。

ここでのワックスには滑走面の酸化防止の意味があります。
そのまま保管しておくだけでは湿気や紫外線の影響でソール面が酸化してしまいます。
酸化を防ぐためにソールをワックスでコーティングするのです。

 

使用するワックスはなるべく硬いものが好ましいです。
ガリウムワックスであればグリーンが最も硬く良いのですが、硬すぎてワックスがけが難しいという欠点があります。
ブルーが硬めでワックスもかけやすいのでおすすめです。

GALLIUM WAX BLUE

その他のワックスでもコーティングできますが、柔らかすぎるワックスでは保管期間が長くなると少しずつコーティング面が減っていってしまいます。
ソールがむき出しになってはせっかくのワックスがけが無駄になってしまいますので、なるべく硬めのワックスで作業を行ってください。

 

① ワックスを生塗りする


まずはソール面にワックスを生塗りします。
ゴシゴシとソール全体に塗りましょう。
この時、直接雪面に当たらない部分(ノーズ・テールの先の部分)にもしっかりとワックスを塗ってやることが大切です。

 

② アイロンをかける

 

次に前回と同じ要領で全体にワックスを塗っていきます。
ワクシングペーパーをつかってソール全体にワックスを伸ばします。
今回は洗浄に使用したワックスに比べて硬いものを使用しているため、ワックスの馴染みが悪く感じると思います。
ソールへの広がりも時間が掛かる為、同じ場所に長時間アイロンを当てて焼いてしまったということがないように注意しましょう。

また、今回のワックスがけはコーティングが目的の為、気持ち多めの量を塗っておくことをおすすめします。

 

③ エッジにもワックスを掛けておく

最後に、エッジにも同様に酸化防止対策としてワックスを塗っておきます。
同様に保護しないとサビの原因になってしまいます。

前作業と同じものを直接つけても大丈夫ですが、ワックスへのダメージが気になる場合は、同社の展開する酸化防止剤を使用する方法もあります。
もしくは、先ほどのワックスを少し溶かして使わなくなった筆や歯ブラシを使ってエッジに塗っても大丈夫です。

GALLIUM ラストディフェンダー

 

以上でコーティング作業は終了です。

 

 

最後に保管場所について記載します。

 

保管場所について

せっかくメンテナンスをしっかりと行った板でも保管方法が悪いと劣化は防げません。
シーズン初めにエッジがサビだったら落ち込みますよね・・・

 

スノーボードの保管については以下の点に注意します。

 

・温度変化が著しい場所を避ける
・直射日光を避ける
・湿度が高い場所を避ける

 

温度変化によって板は膨張と収縮を繰り返します。
これが長い期間行われると板の歪みや変形に繋がります。
また、直射日光はプラスチック面を劣化させる原因となります。

オフシーズン中は直射日光を避けた温度変化の少ない室内を選んで保存しましょう。

 

室内と言っても外気に直接触れる場所、物置やガレージなどは湿度が高い場所となります。
湿度が高い場所ではエッジやネジ穴などの金属部分にサビが発生してしまいます。

 

これらのリスクを回避するためにも、可能な限り生活圏内で保管できる場所を確保しましょう。

 

まとめ

前回に引き続きボードのメンテナンス方法について紹介しました。
これまでメンテナンスに時間を割いてこなかったという人も多いかと思います。

 

せっかく大切なマイボード、しっかりとメンテナンスすることでより長持ちしてくれます。
もちろん業者に出すという方法もありますが、自分でメンテナンスした方がギアに愛着が湧きますし、コスト的にもおすすめです。

 

次のシーズンも気持ちよく滑る為に、きちんとメンテナンスしてあげましょう!

 




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