ヤマゴリです!
三連休ですね!
いやー楽しみです!
天気も良さそうなので、久々に長距離ツーリングを楽しんで来ようと予定しております。
僕の乗っているバイクは350ccの中途半端なサイズなのですが、生産国がインドということもあってなかなかの問題児。
これまで何度も走行中にエンジンストップという状況に陥っております。
なので高速走行は危険と判断し、もっぱら下道でのツーリングがメイン。
今回も下道でゆっくり楽しんで参ります。
今日はボードのエッジについて紹介しますよ!
ご存知スノーボードには『エッジ』がついています。
これがあることでスノーボードは曲がったり止まったりできるのです。
今日はそんなエッジについての記事です。
その役割から手入れの方法までを紹介していきます。
まずは『エッジ』について紹介します。
エッジはスノーボードのソール側(裏側)を囲むように付いている金属部分の名称です。
英語で「刃」という意味で、ボードについているエッジは先端が90度になっており、刃物としての機能はありませんが 走行中雪面にしっかりと雪面に食い込むような作りになっています。
エッジの役割は走行中の 速度調整 と 方向転換 です。
つまり、止まったり曲がったりする際 に必要となるのです。
スノーボードではスピードを落とすという動きが絶対に必要となります。
これができないと安全に滑走することができません。
エッジがあることで、これらの動きが可能となります。
よく耳にする エッジを掛ける という動きが滑走中の止まる・曲がるを可能とします。
エッジを掛けるとは、雪面に対してエッジの角度を平行にすることで抵抗を生み出す 動きを指します。
分かりやすいのが止まる動きです、
止まる際はゲレンデに対して平行な姿勢(ボードが横を向く状態)をとります。
この時目線が谷側の場合はかかとに、目線が山側の場合はつま先に体重を乗せます。
この姿勢をとることでエッジが雪面に食い込み、ブレーキが掛かることでボードは停止します。
曲がる動きでは、ボードの角度とエッジの強弱を調整することで雪の抵抗を一方方向へ受け流し、ボードが左右に押し出される原理を利用します。
これが基本の動きの一つであるターンとなります。
このように、スノーボードではエッジを掛ける動きを利用し、抵抗を生み出すことでボードを操作します。
逆エッジと言えば初心者ライダーの敵ですね。
これが怖くてなかなか上達出来ないという方も多いと思います。
逆エッジが起きるメカニズムは以下の通りです。
ブレーキが掛かる原理は先に紹介した通りです。
逆エッジは 滑走中谷側のエッジが掛かった際に起きます。
エッジは基本的に山側のエッジ(目線が谷側の場合はかかと、目線が山側の場合はつま先側)で行うものと決まっています。
これを反対側の谷側で行うことを 正規とは逆のエッジ=『逆エッジ』と呼びます。
逆エッジは谷側のエッジ(進行方向側のエッジ)に対して抵抗が掛かることで引き起こされます。
エッジが掛かると抵抗によってボードは その場で止まろうとします。
進行方向に対して逆の山側では抵抗がブレーキとなりますが、進行方向と同じ谷側では、前方へ傾いた体重に対してボードがその場に留まろうとしますので、慣性の法則が働くことで前方へ体が投げ出され結果勢いよく転倒してしまうのです。
逆エッジのパターンは基本的には以下の二つです。
① 前方への逆エッジ
原因・・・滑走中体が前を向いた状態でつま先側のエッジを掛ける。
特徴・・・前に吹っ飛ぶ、恥ずかしい。
② 後方への逆エッジ
原因・・・滑走中体が後ろを向いた状態でかかと側のエッジを掛ける。
特徴・・・痛い、とても痛い、すごく痛い。
スノーボードはソール側の面を一周するようにエッジがついていますが、実際には全てのエッジを使うわけではありません。
実際に使用できるエッジの範囲は決まっており、これを 有効エッジ と呼びます。
有効エッジは実際に雪面と接することができる範囲を指し、基本的には先端のカーブ(シャベル)を除いた内側の範囲となります。
ボードの全長はこのシャベル部分を含めた長さを指しますが、有効エッジは実査に雪面と接することのできる長さ を表します。
この長さは全長以上に滑りに対しての性能の目安となります。
基本的に有効エッジが 長いボードの方が高スピードで安定 し、短いボードの方が操作性が向上 します。
アイテムに入ったり春先の荒れたゲレンデを滑走すると、エッジが障害物に当たり凹んだり傷ついたりします。
また、長く放置していた場合などはサビが発生してしまう場合があります。
エッジはしっかりと雪面に対して食い込まなければ抵抗が掛からず役割を果たすことができません。
安全に滑走する為にも エッジのメンテンナスは非常に重要となります。
① サビてしまった場合
エッジがサビてしまった場合はしっかり走行前にサビを落とす必要があります。
基本的にはサンドペーパーで磨くことでサビは落とすことが可能です。
400番程度のペーパーで全体を磨けば大抵のサビは落とすことができるはずです。
サビが酷い場合はより荒いペーパーを使用します。
サビによってエッジの角度が変わっているよう場合は、90度を目安に徐々に細かいペーパー(~800番ほど)で磨いて整えていくと良いです。
② 凹んでしまった場合
エッジが凹んでしまった場合は、凹みの程度が軽ければそこまで大きな影響はありません。
しかし、凹みの範囲が大きく、コア材まで達しているような場合は注意が必要です。
大きな凹みではその部分から水分が浸入し、コアの劣化や剥離に繋がってしまいます。
このような場合は、ボードをダメにしてしまう前にプロショップへ持ち込んで修理をしてもらいましょう。
② 傷ついてしまった場合
エッジが傷ついてしまった場合は特に注意が必要です。
傷ついて鋭利になっているエッジが他のライダーに当たってしまうと思わぬ怪我をさせてしまう危険性があります。
軽い傷であればペーパーで磨くことでなめらかに修正することが可能ですが、大きな裂傷や割れが発生している場合は危険ですのですぐにショップに持ちこんで修理してもらいましょう。
ダリング とはエッジ面を丸く削ることで、雪面に引っかからないように加工すること を指します。
ダリングを行うことでエッジは本来の役割を果たせなくなります。
夏場のマットジャンプやウォータージャンプの施設などでブラシ上を滑走する際には全ての面をダリングすることが義務付けられています。
これは、エッジを丸くすることでブラシの上を滑らかに滑走したり、着地の際にマットを傷つけない為です。
エッジは90度の角度でしっかりとメンテナンスすることが大切と説明しました。
しかし、実際に滑る際に使用するエッジの範囲は決まっており、それを有効エッジと呼ぶことも上記で説明しています。
この使用しないエッジ部分をダリングすることによるメリットがあります。
特に初心者であるうちは滑走中他のライダーに衝突してしまう危険性があります。
この時、エッジ面が当たってしまうことで大きな怪我に繋がってしまう場合があります。
刃物とはいかないまでも、エッジは金属なので大変危険なのです。
使用しないノーズ・テールのシャベル部分のエッジ面をダリングすることで、衝突の際の怪我のリスクを回避することが可能です。
ダリングの方法
基本的にはヤスリを使って45度の角度で削ることで角を取っていきます。
最終的にはペーパーを当てて滑らかに仕上げることができれば更に良いです。
この場合も自信がなければショップに持ち込んで加工してもらうことが可能です。
また、ダリングの程度によってはエッジの効きすぎを抑え引っ掛かりが少ない板に仕上げることもできます。
エッジの角を少し丸めることで逆エッジなどを軽減することができるので、初心者の方やグラトリで板をズラす動きを多く取り入れる場合などは有利となります。
しかし、この場合 エッジが効き難くなることでカービング性能は低下します ので注意が必要です。
ダリングは低速でのみ使用する板に施すのが良いでしょう、
今回はエッジについて紹介しました。
スノーボードはエッジがなければ楽しむことはできません。
それだけに、エッジに対しての知識は持っているに越したことはありません。
スノーボードを始めたばかりの頃は逆エッジに悩まされることも多いと思います。
しっかりとエッジの役割を理解して、自身のスノーボードライフに有効な手段として活用できるようにしましょう!
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