グラトリで高回転トリックに有利な板の選び方!

グラトリで高回転トリックに有利な板の選び方!




 

ヤマゴリです!

回って回って回って回る~~~~(夢想花)
早くゲレンデで回りたいですね。
暑すぎてウエア着ていた冬が現実のものとは思えない今日この頃。

今日は高回転トリックで参考にしたい板の選び方を紹介します。

 

 

 

目立つグラトリと言えばやっぱり高回転!
最近はお洒落な乗り系トリックのコンビネーションや、ラントリと呼ばれる滑走スピードを落とさずに行うトリックなどが注目されていますね。
しかし、誰もが目を奪われるド派手なトリックと言えばやはり、ワンメイク高回転!
これに限ります。

 

皆の憧れ720などの高回転トリックは迫力満点!
ここに到達すれば誰もが認めるグラトリライダーと言えます。
むしろ他に何もできなくても7回せばそれだけで人気者になれますよ。

そんな、一度は目指したくなる高回転への道。
今日は高回転トリックに特化した板の選び方を紹介します。

 




 

確認したい板の3スペック

 

高回転トリックを行う上でまず確認したい部分が板を構成する以下の3つのスペックです。

 

 

①フレックス

②ソール形状

③反発性能

 

これは高回転に限らずグラトリをやる上での基本となる部分ですね!
もちろん高回転トリックを意識する上でも この3つのスペックは非常に重要となります。

 

フレックスの選び方

 

フレックスは板の柔らかさを表す指標です。
メーカーによって違いはありますが、柔らかいものから硬いものへ数字が大きく表されるのが一般的です。

 

一般的にはグラトリには柔らかいフレックスの板が良いとされますが、高回転トリックにおいては少し硬めのフレックスがベストです。
柔らかい板は弾きのポイントも甘く一見スピントリックにおいても有利に思えるのですが、高回転となるとスペックが不足してしまう場合があります。
しっかりと体重を乗せた際に沈み込みが大きく、バランスを崩してしまい安定感に欠けたり反発を上手く生み出せないという点がデメリットとなってしまいます。

 

高回転一点に絞るのであれば、自身が扱いやすいと思えるフレックスより硬めの物を選ぶと良いでしょう。
自分の扱える範囲の中で選ぶ必要がありますが、これは硬ければ硬い程良いです。
もちろん自分の許容を超える硬さの板では反発を得るまで踏み込めない為、弾くことさえできなくなってしまいます。
スペックオーバーの板を選んでしまわないように注意しましょう。

 

初めてで分からないという人は、自身のグラトリ用で使っているボードのフレックスを調べて、同メーカーであればプラス1~2硬めの物を選ぶ方法がおすすめです。

 

ソール形状の選び方

 

ソール形状では キャンバー形状の板 が最も反発を得られると言えます。
それも深く入れば入るほど大きな反発を得ることができます。

もちろんそれによって失われる部分(安定性やその他のスタイルでの滑走性能)はありますが、ワンメイクの高回転1点に的を絞ればキャンバー形状の板を選ぶのが一番良い選択と言えます。

 

キャンバーは踏み込んだ際に元に戻ろうとする力が強く、先端でリリースすることで大きな反発として上方向に力が放出されます。
これを利用することで大きな反発を得ることができ滞空時間の延長に繋がります。

 

また、エッジがしっかりと雪面に食い込む点もキャンバー形状が高回転に優れたポイントです。
しっかりと踏み込むことでスピードを一気に回転力へ変換できるので、高回転には欠かせない性能と言えます。

 

反発性能の選び方

 

反発性能に関しては高ければ高い程良いです。
高さが出せればその分滞空時間が伸びますので余裕を持ってトリックを行うことができます。
反発性能が高い板は高回転トリックにおいて大きな武器となります。

しかし反発性能を数値化した指標というものは各社持っていない為、スペック表では確認し辛いという問題があります。

 

反発性能は基本的にはある程度の硬度をもった板と形状によって決まります。
先に紹介した2点(中~高硬度のフレックス)+(キャンバー形状)をクリアした板であればある程度の反発性能はあるものと考えて良いでしょう。

 

それを基準に各社が展開するスペック表から反発に対しての強みを確認します。
近年のグラトリブームで各社グラトリ向けボードの開発には力を入れており、反発性能においても各社様々な改良を重ねています。
コア素材やソール形状の微妙な調整など、ボードを構成する様々なスペックにおいて反発性能に強みを置いた多くの板がありますので各社のホームページで確認してみてください。

 

その他確認したい項目

 

ここで紹介する項目は、上記で紹介した重要な3つのスペックにプラスで考えたい要素です。
あくまでも補足として考えるものとなりますので、より高度な板選びで必要となる項目です。
これから始めるライダーには上記の3点をしっかりと注意すれば問題ありません。

 

 

<サイズ>

板のサイズは自身の扱いやすい長さから少し長めのサイズを選ぶことで、より大きな回転を生み出すことが可能です。
短いサイズの方が扱いやすくコンスタントにトリックを打ち出せるのですが、どうしても遠心力が弱く回転力に欠けます。
一発狙いの高回転では少し長めのサイズを選択することが大切です。

これは同時に有効エッジの長さにも言えることで、長めの物を選択することで大きな遠心力を生み出すことが可能です。

 

<重量>

重量は軽い板の方が高回転トリック向きと言えます。
しかし、軽い板は滑走時の安定性に欠けるというデメリットを抱えていることが多いため注意が必要です。

高回転トリックではある程度のスピードからのエントリーが必要となります。
その際にバランスを崩してしまうようでは折角の軽さも生かしきれません。
軽い板を選ぶ際には滑走性能を補強する性能を持った板を選択する必要があります。

また、脚力に自信がある人は多少重い板でも重みを遠心力へ生かすことでメリットへ変換することが可能です。
軽く安定感に欠ける板を選ぶくらいであれば多少重い板でも問題ありません。

 

<トーション>

トーションはねじれの動きに対する板の硬さを指します。
脚力に自信があるライダーはトーションの硬い板の方が大きな反発を活かして跳び上がることができます。
特にノーリーでの弾きでは大きなねじれが板に発生するため、トーションの硬さが影響してきます。

硬いもの程しっかりと体重を乗せてしならせることで反発を得ることが可能です。

 

まとめ

 

高回転向きの板を選ぶ際の注意点を総括すると以下のようになります。

自身の扱える範囲で、柔らかすぎず反発性能の高いキャンバー形状の板。

 

まずは先に紹介した3つの項目に注意して板選びをしてみましょう。
分からなければ自身がグラトリ用に使っているメーカーの板でフレックスが1~2つくらい硬い板(キャンバー)を選んでみましょう。
最初はこの方法が良いと思います。

さらに サイズ・重量・トーション をプラスで考えることで、より細かく自身の理想に近づけることが可能です。

 

 

今日は高回転ボードを選ぶ際の注意点について考えていきました。
良ければ昨年モデルの記事ですが、高回転ボードを特集した記事があるのでご覧ください。
19-20シーズンの記事についてもいずれアップする予定です。

 

高回転トリック向けグラトリボード ベスト3! 2018-2019

 

 




 

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