ヤマゴリです!
僕は焼肉が大好きです。
今日は夕食を外で食べなくてはいけなかったので近くのお店へ!
平日だし空いているだろうと思っていたのですが、なんと満席・・・
田舎の狭い店なのですが、さすがに満席にはびっくりしました。
いや~、みんな焼肉大好きですね!
ちなみにハラミなら一生食べ続けれます。
今日はボードスペックの一つ『有効エッジ』について紹介します。
スノーボードにおけるスペックの一つ『有効エッジ』
エッジと言えばスノーボードの淵についている金属部分を指します。
まず簡単にエッジの役割を説明します。
そもそもスノーボードはエッジがあることでターンをすることができます。
曲がりたい方向へ荷重を行うと、まずノーズ・テール部分のエッジが雪面に触れます。
更に荷重することでセンター部分がしなり、更に広い面でエッジが雪面に触れます。
この状態ではボードが湾曲しており、ノーズに抵抗が掛かることで左右へ板が流されます。
これが荷重を行うことで板が曲がる原理です。
また、エッジにはブレーキングを可能にするという役割もあります。
板を横にするとブレーキが掛かり板は止まりますね。
これはエッジを立てることで立てた側の面にテンションが掛かることが原因です。
このブレーキングを利用したターンも可能です。
テール側エッジに荷重を行うとブレーキが掛かりテールは止まろうとします。
しかし、ノーズはブレーキが掛かっていないため前に進もうとします。
そうすることで板が横を向こうと動きます。
これも一つのターンの形と言えるでしょう。
グラトリではこの形のターンからエントリーするトリックが数多くあります。
では本題に戻ります。
『有効エッジ』とは雪面に接するエッジの長さを指します。
板の全長に対して有効なエッジ部分はノーズ・テールのカーブに差し掛かる所までです。
その先は『シャベル』と呼ばれ、浮いているためエッジが雪面に触れることがなく、有効エッジとは関係ない部分となります。
つまり有効エッジは、ボードの全長からシャベル部分を引いた長さ となります。
板の長さを決める際に皆さんはどうしていますか?
身長に合わせた板を選んでいる。大体身長-20㎝くらいだから・・・
こんな風に選んでいないでしょうか?
スノーボードにおいて基本中の基本となる動きがターンです。
これができないことにはスノーボードを楽しむことはおろか、安全に滑走することができません。
全て直滑降になってしまいますので、もはや罰ゲームですw
そんな大切なターンはエッジがあってこそ可能となります。
特に有効エッジ部分でテンションを掛けるので、有効エッジの長さは滑りに大きく影響します。
シャベル部分の大きさはモデルやメーカーの違いで同じ長さの板でも違います。
したがって、有効エッジの長さも同じ長さの板でも異なるということです。
極端な例で言うとカービング用の板と通常のツインチップの板では、シャベルの大きさにより同じサイズでも有効エッジの長さは大きく異なります。
【例】OGASAKAのボードの場合
■フリースタイルボード ■カービングボード
サイズ : 152 サイズ : 152
有効エッジ : 120 有効エッジ : 140
このように、フリースタイルボードとカービングボードでは同じサイズでも有効エッジは大きく異なります。
カービングボードではエッジを効かせて深いターンを目指しますので、同じ長さでもフリースタイルボードに比べて20㎝も長くなっています。
同じフリースタイルボードでも有効エッジが長いものと短いものがありますので、安易に全長だけで選んでしまうとエッジが効かずにすっぽ抜けたり、長すぎてクイックに抜けないなどということが起きてしまいます。
ボードの全長だけではなく、有効エッジの長さにも注意した板選びが大切です。
では有効エッジが長い・短いとどのような変化があるのでしょうか。
特徴とメリット・デメリットについてみていきます。
■有効エッジが長い板
【メリット】
安定性の向上
有効エッジが長いことで雪面に接する面積が大きくなり、安定性が向上します。
特に高速域での安定性では大きな差があり、多少の雪面の乱れにも対応できます。
スピードを重視するカービングボードの有効エッジが長いのはこのためです。
カービング性能の向上
カービングにおいては、張り付くように大きな面積で雪面をとらえるため、すっぽ抜けるリスクが軽減されます。
それにより、切り込んだ(深く体を倒した状態で)ターンが可能となります。
こちらも大きく円を描いて安定したカービングを可能とするカービングボードの特徴の一つです。
【デメリット】
取り回し性能の低下
雪面に粘り強く張り付くように滑走する特徴から、取り回し性能は低下します。
クイックに板を抜くような動作ではやり辛さを感じることになります。
■有効エッジが短い板
【メリット】
取り回し性能の向上
有効エッジが短いことで、小さな力で板が雪面を離れます。
そのためクイックな動きに長けており、取り回しやすさを生かした滑りが可能です。
リカバリー性能の向上
雪面に接する面積が小さいということは、雪面が影響するリスクも軽減されるということです。
例としては、初心者最大の敵『逆エッジ』が挙げられます。
有効なエッジ面積が小さい為、逆エッジのリスクは多少軽減されます。
これはトリックのフィニッシュなどでバランスを崩したした際にも言えることです。
【デメリット】
安定性能の低下
低速でのパフォーマンスにはそこまで影響はありませんが、高速域では安定性に欠けます。
特に雪面の凹凸が目立つシーンでは、板がバタつき弾かれるリスクやすっぽ抜けたりする危険性が高まります。
小さな力で板が動くことが悪い方向に働く状況です。
有効エッジにおけるメリット・デメリットは上記で紹介した通りです。
それぞれの特徴に合わせた使い方をすることで、よりスタイルの出た滑りが可能となります。
有効エッジが長い板
カービングボードはもちろん、ツインチップの板でも有効エッジが長いものはカービング性能に長けます。
しっかりと滑りを重視したスタイルで高速での滑走も視野に入れる場合は有効エッジが長めの板を選択するのがおすすめです。
また、キッカーでは安定したアプローチが可能となります。
大きめサイズにエントリーする際には少し長めの物を選択するのが良いかもしれません。
一番の武器『安定性』を生かした使い方で力を発揮します。
有効エッジが短い板
有効エッジが短い板の最大の武器は何と言っても『取り回しの良さ』です。
こちらはパークやグラトリなど、板の回転が多くなるようなスタイルで力を発揮します。
プレスのように面に乗るような動きを視野に入れる場合は、サイズが大きめの板で有効エッジが短めのモデルを選ぶことで乗りやすさを求めつつ取り回しの効く仕様となります。
このように、それぞれの強みを生かして有効エッジを使い分けることが大切です。
また、板のサイズとの組み合わせでより複雑に調整が可能となります。
理屈は上記の通りですが、様々なタイプの板に乗ってみることが理想の板選びにおいて何よりの近道となります。
有効エッジのスペック表を見ながら試乗してみたい板をシーズンまでにチェックしてみてはいかがでしょう!
今日は有効エッジについて紹介しました。
有効エッジを理解することでギア選びの幅はさらに広がります。
是非次の一枚を選ぶ参考にしてもらえれば幸いです!
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