ヤマゴリです!
正月が終わり、一日挟んでの連休です。
・・・最高か!
ただ今日はかなり雨が降っているためボードは断念。
明日は別の予定があるので、今週ボードはなしですが代わりに体を鍛えますよ!
来週の三連休には行きますので筋肉痛が残らないように調整しながら頑張ります!
本当にスノーボード最優先の日常になっております。
今日はボードの形状について紹介します。
スノーボードで定番の形状と言えば、やはりキャンバーです。
癖のない乗り心地と弾いた時の反発の強さが魅力で、グラトリライダーからも愛されるキャンバーボード。
今日はキャンバーボードのメリット・デメリットに迫りたいと思います。
【キャンバーの定義】
キャンバーボードは板の左右2点が雪面に接しており、センターが浮いている形状のボードです。
横から見るとローマ字のWのような形になっています。
(ちなみにダブルキャンバーはさらに反りが一つ追加されWVのようになります)
センター左右2点が雪面に接しており、ライダーが乗ることで強くエッジを効かすことができるという特徴を備えています。
【メリット① 反発の強さが魅力】
キャンバーボードの魅力は何と言っても反発の強さです。
通常の状態で板に張りが持たされていることが特徴。
踏み込んだ際に戻ろうとする力が強く、そのまま大きな反発となって返ってきます。
また、それぞれの接地面が軸となり、センターのしなりを利用してバネのように大きく跳ねることができます。
これらの特性を利用することで、非常に高いオーリー・ノーリーが可能となります。
グラトリの基本となる反発性能が備わっていることから、高回転トリックなど高さが必要なトリックにはキャンバーボードは抜群の性能を発揮します。
【メリット② 切れのあるターンが可能】
キャンバーボードは雪面に対して2点で接地しています。
実際はライダーが乗ることで接地面は大きくなるのですが、既に沈み込んでいる部分が大きくエッジを効かせてくれます。
動きに対する反応も早く、これにより非常にクイックなターンが可能となります。
また、エッジが深く雪面に食い込むことで他の形状の板と比べて走行中に板がすっぽ抜ける可能性も低くなります。
滑走性能の高さもキャンバーボードの大きな特徴です。
【メリット③ スタイルに合わせて板を選べる】
キャンバー形状はスノーボードにおいて一番ポピュラーな形状と言えます。
そのため、各ブランドから様々なキャンバー形状のモデルがリリースされています。
しなりの付け方も、大きなものから『ローキャンバー』と呼ばれる小さなものまで様々です。
しなりが大きくなればキャンバーのメリットを大きく受けることができます。(その分デメリットも大きくなります)
フレックスの強さも使い方によって変わってきますので、多くの選択肢の中から自分に合ったものを選ぶことができるという点が魅力です。
【デメリット① エッジの食い込みによる転倒】
エッジが強く切れのあるターンが可能と紹介しましたが、時には強くかかるエッジが不利に働く場合もあります。
いわゆる『逆エッジ』と呼ばれる現象、谷側のエッジが雪面を捉え急ブレーキがかかることで体が投げ出されてしまう状況が起こりやすいというデメリットがあります。
特に低速での滑走時に逆エッジは多く発生し、初心者には扱い辛さを感じてしまう場合があります。
【デメリット② プレス系のトリックでは技術が必要】
グラトリにおいてはプレス系のトリックで技術を必要とします。
どうしても板をフラット気味にした場合にキャンバー部分が逆エッジを起こしてしまう場合が多いため、プレス系のトリックではやり辛さを感じてしまう場合が多いです。
やはりこの点は接地面積の大きなフラットに近い形状のボードに軍配が上がってしまいます。
【まとめ】
反発の強さはグラトリにおいて基礎となる部分であり、特に高回転トリックでは必要不可欠なものです。
プレスやバター系のトリックを専門とする場合は必要ないかもしれませんが、様々なトリックを織り交ぜていく場合はキャンバーボードが最も扱いやすいのではないかと思います。
各ブランドから様々なキャンバーモデルがリリースされているので用途に合わせた板を選べる点も大きなポイント。
試乗会などで多くの板をチェックして自分に合った一枚を見つけてください。
今日はキャンバー形状について紹介しました。
スノーボードの王道であるキャンバーボード。
ヤマゴリもメインのボードはやはりキャンバーです。
様々な形状の板を使い分けることも大切ですが、キャンバーボード1本でいろいろなことに対応できるスキルを習得することで技術が大きく向上すると思います。
初心者には扱い辛いかもしれませんが、キャンバーボードが1枚乗りこなせれば、ある程度の技術を習得したということになります。
サイズ・フラックス・しなりの大きさで様々な表情を見せるキャンバーボード。
奥が深いその楽しさを是非味わってみてください。
コメントを書く