ダブルキャンバーってどんなボード?形状の特徴を紹介!

ダブルキャンバーってどんなボード?形状の特徴を紹介!




 

ヤマゴリです!

三連休に入りましたね。
今週もガッツリ滑りに行きますよ!
スノーボードができるって本当に幸せです。
この年になって向上心が持てるものに出会えることは少ないと思います。
これからももっと上手くなれるように頑張りますよ!
とりあえずシーズン序盤で怪我をしてしまわないように注意します。

さて、今日はボードの形状について紹介します。

 

 

スノーボードで定番の形状と言えば、キャンバーですね。
弾いた時の反発が強く、グラトリでも一番使い易いとされています。

では、ダブルキャンバーにはどんな特徴があるのでしょうか。
キャンバーが二つ?
今日はダブルキャンバーのメリット・デメリットについて紹介していきます。

 




 

ダブルキャンバーとは!

【ダブルキャンバーの定義】

ダブルキャンバーとはキャンバーが二つあるという意味です。
ボード前方と後方にそれぞれキャンバーがあります。

キャンバー形状は反りが一つなのでローマ字のW。
ダブルキャンバーはさらに反りが一つ追加されWVのようになります。

雪面に当たる反りの部分がキャンバーでは2つ、ダブルキャンバーでは3つになります。
エッジが雪面に噛む面積が広く、ロッカーとキャンバーの感覚を持ち合わせた感じの板になります。

 

 

【メリット①  キャンバーとロッカーの良さを融合】

板に乗った状態では雪面に設置している部分が多いため、逆エッジの心配が少ないという特徴があります。
センターに反りがあるため、ロッカー形状のように板の取り回しが楽で、慣れていない初心者にもおすすめです。
また、キャンバー形状を持ち合わせているためにしっかりとエッジを掛けることができ、ロッカーでは難しいクイックなターンにも対応できます。

 

【メリット②  浮力がありパウダーにも対応】

ロッカーのメリットを持っているために、パウダーでも浮力があり非常に滑りやすい特徴があります。
センターの軸があるため、少ない力でノーズを浮かすことが可能なのでパウダー滑走に向いています。

 

【メリット③  ジブで大活躍】

ダブルキャンバーボードはジブで最高のパフォーマンスを発揮します。
ジブではすべての動きが少しずつ必要となります。
クイックなターンでアプローチの調整を行い、反発を使って跳び上がり、アイテム上で板をずらします。
アイテム上では接地面が多いことが有効に働き、抜群の安定感を生み出します。
それら全てに対応できるダブルキャンバーボードはジブで最大の活躍を見せてくれます。

 

 

【デメリット① 特化できず中途半端】

ロッカーとキャンバーの良さを組み合わせた部分がメリットであると紹介しましたが、逆にデメリットともなります。
ロッカー形状が反発性能を殺し、キャンバー形状が取り回しやすさ(引っ掛かりにくさ)を殺しています。
そのため、それぞれに特化した使い方では十分な性能を発揮できず中途半端な板だと感じてしまいます。
いろいろなことに対応できるオールマイティーな板と割り切る必要があるのです。

 

【デメリット② 癖があり慣れないうちは操作が難しい】

逆エッジが防止され初心者におすすめと紹介しましたが、そもそも乗り心地には癖があるので乗りこなすには技術を必要とします。
エッジが使えず、ロッカーボードのように回る動きが出てしまうためターンを練習するには向きません。
その分転倒の心配は少ないですが、ターンを覚えていない段階での使用では上達に時間が掛かってしまいます。
キャンバーボードに乗れるくらいの技術を持った段階で乗って初めて良さを実感できる板です。

 

 

【まとめ】

ダブルキャンバーボードはそれぞれのメリットを持ち寄り、デメリットを軽減した板です。
そのため、特化した使い方には向きませんが、全ての動きを少しづつ必要なタイプのライダーに最適です。
その最たるシーンが、ジブです。
ジブではダブルキャンバーボードは最高のパフォーマンスを発揮してくれます。
初心者の域を脱し、ジブに挑戦しようと考えているライダーには強い味方になってくれるでしょう。

 

 

今日はダブルキャンバー形状について紹介しました。
ヤマゴリもジブ用に1枚持っていますが、グラトリも楽しみたいのでなかなか使う機会がありません。
高回転だと540以上になるとなかなか楽に回せない印象です。
今日はジブしかしない! なんて日には持ってこいなのですが。
皆さんもジブメインの1本として検討してみてはいかがでしょうか!

 




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