グラトリに有利なアングル・スタンス幅は? 最適なセッティングで上達を狙え!

グラトリに有利なアングル・スタンス幅は? 最適なセッティングで上達を狙え!




 

ヤマゴリです!

あけましておめでとうございます。
今年も一年よろしくお願いいたします。
元旦からスノーボードという方も多いでしょう!
何とも羨ましい限りです!
2019年も楽しいスノーボードライフを送れるよう願っております。

新年一発目はグラトリにおけるセッティングについてです。

 

 

グラトリをやるにあたってアングルの角度・スタンス幅の設定は非常に重要になってきます。
自分に合ったセッティングを見つけることでメイクへの道が開けます。
また、目指すトリックによって設定を使い分けることも大切です。
今日はグラトリに有利なセッティングについて紹介します!

 




 

アングルについて

アングルは、左右ビンディングの傾きの角度を指します。
ビンディングに付属しているディスクプレートと呼ばれる板によって角度を決め、板とビンディングを固定します。
目指すスタイルによって良いとされるセッティングは変わりますが、ここではグラトリに特化して紹介したいと思います。

 

グラトリにおけるアングルの考え方

グラトリでは必ずスイッチでの滑走が必要になります。
例えば540回した場合、着地はスイッチとなりますので、必然的にスイッチで滑る必要があります。
上手くなるとスイッチからのグラトリなど、難易度が上がるトリックに挑戦するシーンもあるかもしれません。
そんな時に、左右のアングルに違いがあると片方がやり辛くなってしまいます。
リカバリーを考えても、グラトリライダーのアングルは左右対称の『ダックスタンス』が良いでしょう。

 

グラトリでは『ダックスタンス』

ダックスタンスは左右の角度が対象のセッティングです。
6.-6 や 9.-9 などがダックスタンスのセッティングとなります。
通常3~20くらいのまでの角度の中で、自分に合った角度を探すことが大切です。

特徴として、角度をつけることで先行動作が入れやすくなり高回転に適した仕様となります。
逆に角度を少なくすることで、しっかりと板を踏むことができ、滑走性能が向上します。

自身のスタイルに合わせて調整しながら適切な角度を見つけましょう。
また、角度をつけすぎると膝にかかる負担が大きくなり怪我に繋がりやすくなるため注意が必要です。

 

 

 

スタンス幅について

スタンス幅は、板にビンディングを取り付ける際の幅を指します。
板にはインサートホールと呼ばれるねじ穴が開いており、ここにビンディング(ディスクプレート)をネジで固定します。
メーカーによって穴の形状や調整できる範囲は異なります。
スタンス幅は、このネジ穴のどこでビンディングを固定するかで調整することができます。

 

グラトリにおけるスタンス幅の考え方

ここでもアングル同様スイッチでの滑走を想定したセッティングが必要となります。
通常グラトリに適したツインチップの板を使う場合、ノーズ・テールの長さは同じであることが好ましいと言えます。
これはスイッチで滑った際に、レギュラーとの滑走性能の差をなくすことが可能な為です。
スタンス幅は複数の穴のどこに固定するかで、ノーズ・テールまでの長さに変化をつけることができますが、グラトリにおいては左右を同じ場所にすることで長さを一定にすることが良いと言えます。

 

グラトリのスタイルで使い分ける

スタンス幅は通常自分の肩幅くらいに調整することが良いとされています。
肩幅を基準に、目指すトリックに合わせて調整を行います。

スタンス幅を広くすることでしっかりと板を踏むことができるようになります。
しっかりと踏み込んでからのダイナミックな回転系のトリックに適しています。
また、ノーズ・テールに体重を預けやすく、バター系のトリックがしやすくなるという特徴もあります。
安定感が増し、リカバリーが効いてメイク率が向上することもあり、グラトリライダーは若干広めのセッティングにしている人が多いです。

スタンス幅を狭くすると回しやすさを感じやすくなります。
軸のブレが少なくなり体中心に集まるようになるため、板を一気に回しこむことができます。
720のような高回転やロック系のように一気に回しこむ場合、スタンス幅が広すぎるとやり辛く、気持ち狭めにセッティングすることをおすすめします。
また、オーリー・ノーリー共に反発に使える長さが多いので、より高さの出るトリックが可能です。

このようにスタンス幅によるメリット・デメリットは異なります。
自身の目指すトリックに合わせて、少しずつ調整していくのが良いでしょう。

 

 

今日がグラトリにおけるアングルとスタンス幅について紹介しました。
基本的にはライダーごとに骨格も違えば身長や体重も異なります。
自分に合ったセッティングを見つけることは大変かもしれませんが、じっくりと滑りながら調整していくことが大切です。
自分ではこれが一番と思っていても、調整次第で一気に上達する場合もあります。
いろいろなセッティングをトリックごとに試していくのもグラトリの楽しみの一つですね。
可能であれば滑り多寡に合わせて調整した板を複数持っていくことがおすすめです。
一気に遊びの幅が広がりますよ!
是非試してみてくださいね!

 

 




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