ヤマゴリです!
森に入ると人間はリラックスします。
日常の喧騒から離れ、豊かな自然を前にすると、自分もその一部だと感じることができるからです。
巨木は人々を圧倒します。
長い年月をかけて成長したその姿には、悩みも迷いもありません。
だから僕たちは、尊敬と憧れの念を巨木に抱くのです。
同時に、まるで母のような森の中に居場所を求めてしまうのです。
そうです。
人は木が好きなのです! 森が好きなのです! 木目が好きなのです!
はい、今日はみんな大好き木目調のスノーボードを紹介していきます。
木目調の板はその渋すぎる見た目から誰しもが一度は憧れる存在。
余計なグラフィックはなく、ただ木目の美しさで魅せるというお洒落。
スノーボードというスポーツに深みを持たせる力がそこにはあります。
そんな木目調の板。まずはその特徴をみていきましょう。
その前に、木目調の板には大きく分けて二つの種類があります。
① 厚い木材をコアに使用している『ウッドコアボード』
②トップシートで木目を見せているボード
②はあくまでデザインとしての木目で、様々なメーカーからリリースされています。
対して①は木材をメインのコアに使用した板なので、板全体を構成する本当の木目が表面に現れています。
今回は①のウッドコアボードを中心に見ていきます。
【重い板が多い】
板は重厚感のあるものが多いです。
全体を木材中心に構成しているウッドコアのボードは非常に重いのが特徴。
その分しっかりと地面に吸い付くような設計になっています。
【堅い板が多い】
多くのウッドコアボードに求められるものは安定性。
そのため、高速での滑走においてもブレることのない芯のある板が重宝されます。
ハードフレックスが好まれますので、必然的に硬い板が多くなります。
【ロングボードが多い】
重く硬い板が多い為、しっかりとしたライディングを求めるライダーが使用することが多く、必然的に長めのボードに需要が集まります。
もちろん、長さはある程度自分で調整するのですが、通常の板より長いサイズが揃っていることが多いです。
【ディレクショナルボードが多い】
これも安定した滑りを目標とした結果と言えます。
高速域ではノーズが長い方が安定し、パウダーでは浮力となります。
様々な条件下でのフリーライディングで使いやすさを目指すと必然的に多くがディレクショナルボードとなります。
【値段が高い】
これはロングボードが多くなることから当然なのですが、非常に高価なボードが多いです。
10万円を超えるような板が当たり前になります。
もちろん木目を生かすために様々な技術を施した高品質な板なので仕方がないのですが、なんとなく欲しいな、と思っている程度であれば価格に驚いてしまいます。
まとめ
総じて言えることは、ウッドコアボードの多くが根本的な滑り楽しさのために作られているという事。
滑りというのは即ち、フリーライディング。
いかなる地形でも美しく滑るかという事です。
そのため、弾く、しならせる、という用途では扱いづらいのが現実。
滑り本来の美しさを追求するために多くのウッドコアボードは作られています。
それではウッドコアボードを多くリリースしている具体的なブランドを紹介していきます。
フリーライディング、パウダーをメインとしたボードといえばこのブランド。
JONESからも毎年木目調の板が多くリリースされています。
こちらは上記に記載した通り、基本的にはロングボードでフリーライディングを追求する為のボードです。
基本的なモデルは全てディレクショナルボード。
まさに滑りを楽しむための大人のブランドと言えます。
T.J BRANDはウッドコア専門のボードブランド。
スノーボードという遊びを自然との調和と考え、バックカントリーでの最高のパフォーマンスを目的としたギアを発信しています。
スノーサーフィンを楽しんでもらう事を第一に考え、最高品質の板を発信し続けることで世界から注目される独自の世界観を持ったブランドです。
こちらは竹をコアやトップシートに使用した珍しいボードを展開するブランド。
上記2つのブランドに比べて、ツインチップのボードも展開しているのが特徴。
メインはやはりパウダーやツリーでのライディングとなりますが、通常のゲレンデでも使いやすいボードと言えます。
竹独特の木目が美しいブランドです。
ウッドコアのメインボードを展開するブランドは上記となります。
次は木目のシートを使用した代表的なブランドも紹介していきましょう!
ARBORは毎シーズン多くの木目調の板をリリースしています。
ツインチップに始まり、パウダーボード、バックカントリー、など様々なシーンに合わせたボードが展開されています。
余計なグラフィックがなく、渋い木目が大人な雰囲気を醸し出します。
トップシートのモデルでは柔らかい板もあるようなので、他のブランド比べて使
い方の幅は広がります。
部屋に飾っていても様になるインテリアのような板は、まさに大人の一枚です。
木目ボードの魅力はその暖かさです。
一枚一枚が違う表情を見せ、まさに自分だけの相棒と呼べる存在になります。
シーズンが終わってもそばに置いておきたくなる、木目ボードはそんなボード達です。
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