ヤマゴリです!
皆さん外食へ行くと何を食べますか?
誰もが『頼みがちな定番のメニュー』を持っているはずです。
僕の場合 カレー。
そして トンカツ です。
そんな僕は、カツカレーがメニューにあると、余程食べるべきものが決まっていない限りカツカレーを頼んでしまいます。
最近外食が多くて、カツカレーばかり食べる日々が続いてしまいました。
そして、ふと気づいたんです・・・
太ったなと・・・
はい、冬までには痩せます!!!!!
グラトリ上達委もつながるフリーランの重要性について考えたいと思います。
スノーボードの基本『フリーラン』
フリーランと一言で言っても、その奥の深さは無限大。
どこまででも上達することのできる、スノーボードの始まりであり、終わることのない道です。
そんなフリーランのスキルを磨くことは、グラトリの上達にも大きく貢献します。
今日は、スノーボードの基本であり最も重要なスキル、フリーラン について考えます。
フリーランとは何なのか。
まずはそこから考えます。
FREE(自由)RUN(走る)、翻訳すると “自由に走る” となります。
スノーボードにおける “走る” は、”滑る” ことを指します。
つまり、自由に滑ることを フリーラン と呼ぶのです。
フリーランに決まりはないのです。
カービング・地形・パウダー・グラトリ・キッカー・ジブ・パイプ・・・
これら全てを含むスノーボード全体がフリーランとなるわけです。
フリーランスキルを高めるということは、スノーボード全体のスキルアップ を指すということです。
いかなる状況・アイテムに対しても対応できる マルチスキル こそがフリーランの姿なのです。
フリーランスキルは、言い換えればスノーボード全体の マルチスキル を指します。
もちろんこれらのスキルは グラトリでも重要 であり、逆に、グラトリの動きも他のジャンルの中では重要なスキルとなります。
キッカーであれば美しいライン取り。
ジブであればアイテム上での安定姿勢など、全てのジャンルにおいて グラトリに生きる動き が存在します。
そんな中で、最もグラトリにおいて重要な動きを学ぶことのできるのが、カービング です。
美しくラインを描きながら効率的なターンで滑走するカービングの中には、グラトリに役立つ動きが沢山あります。
フリーランの中で、グラトリに最も直接的に影響するカービングのスキルについて、その重要性を見ていきましょう。
カービング は、いかに無駄がなく美しい滑走をするかを磨くテクニックです。
中でもとりわけ難しいとされるのが ターン。
カービングターン と呼ばれる 美しいターンには、無駄のない板使いと滑走姿勢が求められます。
【① 小さな面積でのターン】
カービングでは、極力エッジギリギリの 小さな面 を使ってターンを行うことが重要となります。
初心者のターンをイメージすれば分かりやすいですが、あれはソール面の全体を使って滑っている状態です。
(ソール面全体で行う初心者のターン)
小さな面を使ってターンを行うためには、しっかりと エッジを立てる 必要があります。
極力エッジ面のみでターンをするように意識することで、大きな抵抗を板に受けないようにします。
滑った後を見れば明らかですが、初心者は滑走跡が 面 で残ります。
これに対して、カービングターンでは滑走跡が 線 で残ります。
【② しっかりと体を倒す】
初心者が板に対してほぼ直角に立っている状態なのに対して、カービングターンではエッジを立てた状態で 体を極限まで倒しています。
体を倒すことでエッジが立ち、僅かな面積で雪面を捉えるカービングターンが可能となるのです。
下方向だけではなく、左右にも大きく抵抗が掛かっている状態 が、カービングターンの特徴です。
(カービングターンでは横へ大きな力が加わる)
【③ 上体を起こして目線を安定させる】
カービングターンでは常に 上体(上半身)を起こすことを意識します。
ターンの際に上体が倒れてしまうとエッジが抜ける危険性が高くなるためです。
特に 頭部 は、雪面と垂直 になるようにしっかりと起こします。
目線が傾くと平行感覚が失われ、バランスが取りづらくなってしまいます。
上体を起こすには 足を柔らかく使う 必要があります。
足が伸び切ったまま上半身を持ち上げることは不可能です。
足を曲げることで腰を捻り、上体を持ち上げるように意識します。
(上体をしっかり起こし、頭部は雪面と平行にする)
【④ スピードをしっかり出す】
板を倒し、横に力を掛ける際に必要となるのが スピード です。
しっかりとスピードに乗った状態でなければ、左右に体重をかけるとそのまま倒れてしまいます。
スピードが出ている状態で板を倒すことで、雪面が板を押し戻そうとする力が発生し、倒れずに済むのです。
これらの技術は、一つが出来ていないと他のものにも悪影響を及ぼします。
全てが同時に実行できて初めてバランスが取れたカービングターンが完成するのです。
このように、カービングターンには 同時に4つのポイントを実行 するという、難しい技術を要します。
カービングターンに必要な技術は4つ。
① 小さな面積でのターン
② しっかりと体を倒す
③ 上体を起こして目線を安定させる
④ スピードをしっかり出す
これらを 同時に実行 することで、バランスの取れたカービングターンが可能となる。
カービングの技術を磨くことで、無駄のないターン が身に付きます。
そして、グラトリの中でも無駄のないターンは非常に重要な役割を果たします。
グラトリに使用する板は基本的に ツインチップ形状(ノーズとテールがセンターから対称の位置にある) の物です。
対してカービングに適した板は、ディレクショナル形状(ややテール寄りにセンターを配置)の板や、有効エッジが長い カービング用の板 を使用することが多いです。
これは、先行するノーズ側のエッジが長い方が、より体を倒すことが出来るためです。
ツインチップの板では、ディレクショナルボードやカービングボード程体を倒すことは難しいですが、その動きに近づける ことは可能です。
【高回転トリックのアプローチ】
高回転トリックに重要なポイントの一つが、トリックへの 進入スピード です。
高回転はスピードを回転力に変換するため、アプローチのスピードは 速ければ早い程有利 です。
しかし、せっかくスピードに乗っていてもアプローチが面を使ったターンになってしまうと トリック直前にスピードが殺されてしまいます。
カービングターンの技術を応用すれば、アプローチから弾く瞬間まで極力スピードを殺すことなく持続することが可能です。
更に重要なのが 弾く直前の姿勢 です。
高回転ではしっかりと上半身を先行させる必要があります。
面でのターンになってしまうと、ボードの真上に近い位置に重心があるため、タメが作り難く、勢いのある先行動作が難しくなります。
カービングターンを応用すれば弾く瞬間(カービングの途中)には重心は板の外側にあります。
ここから一気に回転方向へ上体を回しこむことで、勢いのある先行動作が可能となります。
上体が安定 していることも タメ を作る際には大きなプラスとして働きます。
【流行りのラントリに】
最近では低速でトリックを行うのではなく、カービング技術の中にキレのあるトリックを入れるスタイルが流行っています。
スピードに乗って滑走する中にトリックを入れる形が基本のため、高いカービング技術 が必要なスタイルと言えます。
流れを止めずにトリックを決めていくので、トリックの技術も重要ですが、ベースとなる カービングの技術が何より大切 です。
カービングの技術が特に応用できるものとして、高回転スピンのアプローチ があります。
高回転はスピードが命ともいうべきトリックで、720 回そうと思うとかなりのスピードが必要となります。
ただスピードがあれば良いわけではなく、弾く瞬間まで持続 しておくことが重要です。
カービングのスキルを用いれば、弾く瞬間まで高スピードを維持できるため高回転トリックがメイクしやすくなります。
また、板の外側にありながらも 安定した上体を維持 していることも回転力を生み出す大きな力となります。
一気に回転方向へ上体を回しこむことでより大きな回転力を生み出すことが可能となるのです。
今日はフリーランスキル、中でもカービングスキルがグラトリに重要であることを紹介しました。
高回転をメイクするにあたって、スピードに乗った正しいフォームでのターンは練習すべきスキルです。
スピード・バランス・先行動作 これらがしっかりと組み合わさって初めて高回転は実現します。
そのためにも、スピード・バランス を重要視するカービングターンの技術を磨くことは非常に大切です。
スピンをもう1レベル高めたいと思うのであれば、是非カービングの技術を磨いてみましょう!