サーモンとSALMONの違い!サーモンアームズが描くSALMONの正体とは!

サーモンとSALMONの違い!サーモンアームズが描くSALMONの正体とは!




 

ヤマゴリです!

週末がやってきましたね。
今週は土日にわたってスノーボードを満喫してきます!
これ以上の幸せはありませんね。
先週末の筋肉痛さえまだ全然治まっていませんが、体力の続く限り楽しんできます!

今回は昨日の続き、サーモンの話(続)です!

 

 

昨日は鮭とサーモンの違いについて紹介しました。
鮭を英語にするとサーモンですが、それらは違った魚を指すという結論に至りました。

 

【前の記事】

サーモンアームズでお馴染みのサーモンってどんな魚?鮭との違いは?

 

今日はサーモンの本場、カナダのブランドである『サーモンアームズ』から、英語で表されるSALMONの正体に迫りたいと思います!

 




 

サーモンアームズについて

出典:salmonarms.com

サーモンアームズはカナダのバンクーバーで誕生したガレージブランド。
全面にサーモンを描いたユニークなデザインのグローブを中心としたアイテムを発信する個性的なブランドです。

サーモンの本場カナダのサーモンアームズで描かれるサーモンこそ本物と言えるでしょう。

日本におけるサーモン(ニジマス)とSALMONの違いに迫ってみたいと思います。

 

サーモンアームズにおけるサーモン像

 

サーモンアームのロゴと言えばこれですね。

 


出典:salmonarms.com

 

うーん。
シルエットだけだとよく分かりませんね。

次に、色付きのサーモンが描かれたアイテムを見ていきましょう。


出典:salmonarms.com

 

 

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これでだいぶ絞り込めますね!
サーモンアームズで描かれるサーモンの特徴としては以下の二点が挙げられます。

① 腹が赤い種類
② 口先が内側に入り込むような形状

 

この特徴を持ち合わせ、カナダに生息するサーモンを見ていきましょう。

 

特徴を持ち合わせ、カナダに生息するサーモン

 

【king Salmon】

 

赤色の腹を持った立派な個体『king Salmon』です!
特徴的な赤い色は同じなのですが、色の境界線がはっきりしていないことや、口がそこまで大きく内側に入り込んでいない所を見ると少し違う感じがします。

 

【Kokanee Salmon】

 

はっきりと頭と腹の色が分かれた個体『Kokanee salmon』です!
デフォルメされたサーモンのグローブやキャップに描かれたサーモンの特徴を捉えています。
しっかりと内側に入り込んだ口の形状もデフォルメサーモンに見られる特徴と一致します。

 

 

カナダで見られる腹の赤いサーモンは上記の二種類です。
これらの個体がサーモンアームズのモチーフになっているとみて間違いないでしょう!

特にKokanee salmonはサーモンアームズの描くサーモンの特徴を多く持ち合わせていると言えます。

 

Kokanee salmonについて

 

Kokaneeは日本語で『ベニザケ』または『ヒメマス』を指します。

 

まずは『ベニザケ』こちらは日本の川に遡ってくることはほとんどなく、北太平洋・オホーツク海・ベーリング海に分布する魚です。

 

そして『ヒメマス』こちらは北海道の阿寒湖とケミチップ湖に生息する魚です。

 

ではなぜこれら別々の魚が同様のKokaneeで表されているのでしょうか。

実は、ベニザケとヒメマスは 元は同じ魚 なのです。

ベニザケは降海型、ヒメマスは湖沼残留型の個体を指す言葉で魚の種類は同じです。
しかし、見た目があまりにも違うと思うかもしれません。

 

ベニザケは成熟するにつれ、オス・メスともに、頭部を除く全身に婚姻色である紅色が発現します。
特に遡上前後の個体は鮮やかな紅色に染まります。
また海に出ることで餌となるプランクトンが多く、魚体も大きいものでは70㎝を超えるサイズまで成長します。

ヒメマスも同様に成熟することで婚姻色の紅色が現れますが、ベニザケに比べると色は薄めです。
一番の違いが体の大きさ。海で大きく育つベニザケに対して淡水域に留まるヒメマスは体の成長に制限があり最大でも50㎝ほどに留まります。

 

サーモンアームズが描く『SALMON』の正体

 

サーモンアームズの描くサーモンは『king Salmon』と『Kokanee Salmon』の可能性が高いことが分かりました。
特に『Kokanee Salmon』は描かれたサーモンと多くの特徴が一致しているため、最有力のサーモンと言えます。

 

日本における『Kokanee Salmon』

 

Kokanee Salmonは日本では『ベニザケ』と『ヒメマス』を表し、これらが同じ魚であるということが分かりました。
ベニザケは降海型、ヒメマスは湖沼残留型の個体を指し、暮らす環境の違いで見た目が大きく違います。

 

先の記事で、日本での鮭と鱒の違いは

【鮭】    鱒の中の一部の種類を指す名称(シロザケ・タイセイヨウサケ・ベニザケ・ギンザケ等)
【鱒】    鮭を含むサケ目サケ科の魚の総称

または

【鮭】    川で産卵して海に下る種類
【鱒】    生涯を淡水域で過ごす種類

 

ということをお話ししました。
つまり、日本においてベニザケは鮭、ヒメマスは鱒ということになります。

 

結論

 

サーモンアームズが描くSALMONは日本で言う所の『鮭』で種類は『ベニザケ』となることが分かりました!
さらに、日本でサーモンと呼ばれる『養殖ニジマス』とカナダの『SALMON』は別の魚ということも分かりました。

サーモンとSALMONは違うけれど、鮭とSALMONは同じということになります!

 

結果何が分かったのかよく分からないですが!笑
いろいろサーモンについて詳しくなれました。

かなり興味を持ってしまったようなので、鮭の生態に関する本を購入予定です!
いつかもっと詳しくお話しできる日が来るかもしれません。
その時はまたお付き合いください。

 

 




 

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