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ロッカーボードの特徴は?メリット・デメリットを紹介!



 

ヤマゴリです!

気持ちの良い青空です。
窓際で作業していると暑く感じる程。
今日はボードに行けないのですが、きっと最高でしょうねー。
ただ、まだシーズンはスタートしたばかり。
雪も少ない中この天気だと激混みは目に見えています。
グラトリをやるライダーの方は周りを確認して怪我のないように注意してくださいね!

さて、今日はボードの形状について紹介します。

 

 

スノーボードでロッカーと言えばどんな印象でしょう?
パウダーや新雪の滑走に向いている?
引っ掛かりが少ない?
今日はロッカー形状のボードのメリット・デメリットについて紹介していきます。

 



 

ロッカーとは!

 

【ロッカーの定義】

ロッカーボードは、センターから先端に向けて板が緩やかに湾曲した形状のボードです。
キャンバーボードのように波打つ形状ではなく、皿のような非常に分かりやすい形状が特徴です。
センターを軸に操作することが一番の特徴で独特の乗り心地があります。

 

 

【メリット①  パウダーでの滑走性能が抜群】

ロッカーボードは通常の状態で既にノーズとテールが浮いています。
そのため、パウダー滑走時にノーズが雪に潜りこんでいくことがなく、安定した滑走が可能です。
さらに、少しテールに体重を預けることでノーズが大きく浮き上がる為、パウダーでの高速滑走やオーリーからのエントリーでもバランスを崩すことがなく、パウダーでの滑走において抜群の性能を発揮します。

また、エッジに頼らない操作を得意とするため、面を使った体重移動でのパウダー滑走において非常に有利に設計されています。

 

【メリット②  引っ掛かりが少なく逆エッジしにくい】

センターを軸に板を操作するため、エッジが食い込みにくい特徴があります。
そのため、一気にエッジが谷側に食い込むことで起こる逆エッジを防ぐことに繋がります。
また、軸を中心に板が動くため、通常エッジが掛かる動きがクルクルと回る動きに変換され、多少無理をしても転倒する可能性が軽減されます。
グラトリではリカバリーの効く安定感のある板として活躍します。

 

【メリット③  乗り系トリックがやり易い】

ロッカー形状の板の最大の特徴、引っ掛かり難さを生かしたトリックとして、プレス系やバター系のトリックがあります。
プレス系のメリットとして、常にノーズ・テールが浮いている状態なので、簡単に面に乗ることができます。
バター系では引っ掛かり難さをいかして、ボードを左右にスライドさせることが可能です。
このように、乗り系のコンボではリカバリーも効く最高の性能を発揮してくれます。

 

 

【デメリット①  カービング性能が劣る】

ロッカーは引っ掛かり難い性能がカービングにおいてのデメリットとなります。
エッジが有効になるまで時間が掛かり、イメージしているよりも大きなターンになってしまいます。
細かなターンには技術が必要で、カービング性能においてはキャンバー形状などに比べると劣ってしまいます。
また、高速での滑走では非常にバタつくため、低速での滑走やパウダーでの使用に限った方が無難です。

 

【デメリット② 反発性能が低い】

ロッカーは常に湾曲した形状をしているため、板をしならせ反発をもらうことが難しいというデメリットがあります。
さらに、急エッジも苦手なのでスピードを回転に変換するという動きも苦手です。
そのため、高回転トリックには向いておらず、プレスに特化したトリックで使うことがおすすめです。

 

 

【まとめ】

ロッカーボードは定番の使い方であるパウダーでの使用や、低速で乗り系を中心としたグラトリを目指すライダーに向いた板と言えます。
あくまでシーンに合わせた使い方をベースにすることで真価を発揮できると言えるでしょう。
新雪が積もったゲレンデでは最高のパフォーマンスを発揮できます。
車にメインボードと共に積んでおき、状況を見ながら使用するのがおすすめです。

 

 

ロッカーボードはメインボードとしてはおすすめできませんが、シーンによっては他の人ができない動きを可能としてくれるボードです。
状況に合わせることで、スノーボードの幅を広げてくれます!
乗り心地は独特で、最初は乗りにくいかもしれませんが、使い方を覚えれば遊びが広がる板です。
是非セカンドボードとして一枚持っておくことをおすすめします!

 



 

ヤマゴリ