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ラピュタに登場するランタン! あなたはパズー派? それとも!?


 

ヤマゴリです!

 

みんな大好きジブリ作品の名作『天空の城ラピュタ』
天空の城をめぐっての少年少女の大冒険的物語ですが、アウトドアをやっていると物語以上に気になることがあります。
それが作中に登場するランタンについて・・・

今回はラピュタに登場するランタンについて紹介していきます!

 

 

『天空の城ラピュタ』に登場するランタン

 

 

『天空の城ラピュタ』は、1986年に公開された宮崎駿監督によるスタジオジブリ作品です。

 

実はラピュタの中で ランタンが登場するシーン があります。
一端のキャンパーとしては、なかなか気になってしまう情報です。

 

ランタンが登場するのは、ドーラ一家から地下炭鉱へと逃れたパズーとシータがお爺さんと出会うというシーンの中です。
地下炭鉱は暗いらしく、登場する人物がそれぞれ明かりを灯すためのランタンを身に付けているのです。

 

 

パズーの【マイナーズランプ】

 

ランタンを身に付けているキャラクター。
まずは主人公の パズー です。

 

炭鉱へ逃げ込んだパズーは暗い空間の中でランタンを灯しながらシータと二人でパンを食べます。
ラピュタを代表するシーンの一つですね。

 

 

その時にあたりを照らしているランタンがこちらです!

 

 

マイナーズランプ  と呼ばれるイギリス生まれのオイルランタンです。
 カリブリアンランプ炭鉱ランプ とも呼ばれています。

19世紀に炭鉱夫が地下での作業時に安全に使用できるように考案されたランタンです。

 

炭鉱夫のパズーが持つランタンとして理にもかなっていますね!
そのあたりは流石ジブリです。

 

 

カンブリアンランプ は非常にシンプルな見た目と小さなボディが特徴です。
基本的に上の画像のような 真鍮製 のボディとなります。
無骨で非常に格好良いですね。

 

構造はいたってシンプルで、オイルタンクへ繋がる芯に点火するというものです。
現代目にする物の中では ハリケーンランタンと同じ仕組み です。

 

明るさはハリケーンランタンをイメージしてもらえばわかると思いますが、かなり暗い です。
ほのかに周りを照らす程度にとどまるでしょう。
残念ながら作中のように空間全体を照らすというわけにはいきません!

 

現行品では E.Thomas & Williams Ltd(トーマス&ウィリアムズ)JD Burford(JDバーフォード)の二大ブランドが有名です。

 

 

【E.Thomas & Williams Ltd】

 

出典: E. Thomas & Williams Limited | Facebook

 

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【JD Burford】

 

出典:jdburford.co.uk

 

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どちらのブランドもシンプルで洗礼された無骨なデザインでマイナーズランプの基本を押さえた優品です。
パズーになりきるには是非マイナーズランプを使ってみましょう!

 

 

ポムじいさんの【オイルランタン】

 

 

個性的なキャラクターがたくさん登場するラピュタですが、そんな中でもひときわ 異彩 を放つキャラクター『ポムじいさん』

 

「小鬼だ、小鬼がおる」
「石ばかり相手に暮らしてきた」
「その石はわしには強すぎる・・・」

 

終始ぶっ飛んだ感じの言動をする謎に包まれたお爺さんです。
そんなポムじいさんがこちらです。

 

 

いやー、持ってますねーランタン。

 

一見すると簡易的な作りの オイルランタン のように見えます。
直線的な円柱型のホヤを持ったタイプは珍しい気がしますが、ジェネレーターらしきものは確認できないのでおそらくオイルランタンで間違いないでしょう。

 

その後火を灯したシーンがあったので見てみましょう!

 

 

ランタン変わったかな?笑

 

いやいや、でも他から出したようなシーンはありませんでした。
おそらく同一のものとみて間違いないでしょう。

 

炎が下部のバーナー部分から出ている所を見るとオイルランタンで間違いないようです。
左右のハンドルがないのでハリケーンランタンが登場する以前のタイプでしょうか。

 

こちらのシーンではホヤも丸みを帯びており、よりオーソドックスな見た目となっています。
個人的には DIETZ が1910年後半~1940年代にかけて製造していた スケーターズランタン に非常によく似ていると感じました。

 

 

こちらが  スケーターズランタンです。
その名の通り、当時流行ったスケートを楽しむ際に使われていたランタンです。

 

前期タイプの『SCOUT』 と 後期タイプの 『SPORTS』 がありますが、見た目の大きな違いはありません。

 

しかし、DIETZ のスケーターズランタンにしてはベンチレーターがやや大きい気がするので、もしかしたら更に時代が古いタイプのものかもしれません。

 

 

このようなタイプの物は1800年代後半頃まで時代が古くなります。
ベンチレーターの雰囲気などはより近い感じです。
しかし、作中の物のように ホヤを囲むワイヤー が張られているものはあまり見たことがないので何とも言えません。
その点は先の DIETZ の物の方が近い気もします・・・

 

まぁ、とにかくかなり古い型のオイルランタンと言うことで間違いないでしょう。
探すとなると ビンテージ品・アンティーク品 になりそうです。

 

手に入れるとなると想像するだけで恐ろしい金額になりそうですね。
この手のアンティークランタンはコレクターがいるので近年のキャンプブームと相まって金額が跳ね上がっています。

 

ポムじいさんになりきりたいという方は是非手に入れてみてはいかがでしょうか!

 

 

 

 

今回はラピュタに登場するランタンを紹介しました。
それぞれに特徴のあるランタンで、どちらも無骨で格好良いものです!
特に、パズーのマイナーズランプに関しては現行品で購入できるので手に入れることが可能です。
ポムじいさんになりきりたい方はアンティーク物で似たタイプの物を探すしかなさそうですね。
かなりマニアックな世界に突入すので気を付けてください!笑

 

 

ヤマゴリ