ヤマゴリです!
果てしない大空と広い大地のその中で・・・キャンプがしたい。
週末に突入しました!
ハイ!雨です!
世の中は梅雨真っ盛りですね。
ジメジメベトベト、嫌んなっちゃうヨ、、、
今日はグラトリで短めのボードは有利なのかを考えます!
皆さん聞いたことはありませんか?
「短いボードはグラトリに有利」
たしかに短いボードは長いボードに比べて扱いやすい印象があります。
グラトリでも扱いやすさは有利に働くはず!
では、グラトリ用に選ぶのであれば短めのサイズを選んでおけば間違いないのか?
今回は短いボードがグラトリにどのように影響するかを紹介します。
まずはライダーの適正サイズに対して “短め” のボードが滑りに与える影響を確認していきます。
短いボードが持つ メリット は以下の通り。
・小さな力で操作が可能。
・エッジの切り替えが容易。
・ズラしの操作が容易。
・簡単に反発を得られる。
・軽い。
メリットを見ると、操作のし易さ が大きなポイントとなります。
トリックに必要な様々な動作に対して、小さな力で対応できる点は非常に魅力的。
大きな力を出すためには動力を生み出すためにどうしても “力み” が発生してしまいます。
“力み” は体を硬直させる原因となり、この間にバランスを崩すなどしてトリックがメイクに繋がらない危険性があります。
小さな力で力むことなく動作を行える点はトリックのメイク率を向上させるためにも非常に有利なのです。
トリックスタイルでは、ズラす系 のトリックでは非常に有利です。
長いボードはエッジが食い込むリスクが向上しますが、短いボードではエッジングに神経を使う距離が短く大胆にトリックに挑戦できます。
逆エッジのリスクが軽減できる点は嬉しいです。
では逆に デメリット を見ていきましょう。
・高速時の安定感に欠ける。
・パウダー滑走が難しい。
・タメが作り難い。
・面に乗りにくい。
パウダー滑走についてはグラトリにおいてはそれほど重要ではないですが、高速滑走時の安定性は場合によっては大きな影響を与えます。
それが、高回転トリックに対するパフォーマンスです。
高回転はある程度のスピードが必要となるため、高速時に安定しないことにはトリックへの入りでバランスを崩してしまいます。
承知のように高回転を狙ってのバランス崩しは痛いです。
もう一度言います。痛いです。
やはり安定感がある方が高回転においては有利です。
同時に、高速滑走中のトリックやカービングスタイルを織り交ぜる場合は短いボードでは難しいと言えます。
タメが作り難い点も高回転に影響する要素の一つです。
短いボードは反動のレスポンスが早く、踏み込んでもすぐに弾いてしまいます。
高回転では高さが必要となるため、より大きなタメを作り跳び上がりたいところですが、十分なタメが作れないまま跳び上がってしまうことになりがちです。
面に乗りづらい点も反発性能の速さゆえ、面乗りを連続するトリックなどではテクニックが必要となります。
以前ボードサイズが滑走に与える影響を紹介した記事があるので参考にしてみてください。
デメリットも紹介しましたが、やはり メリット は多いです!
もちろんトリックスタイルにもよりますが、様々なトリックを流しながら行う一般的なグラトリスタイルでは、短い板は有利な点が目立ちます。
特に、扱いやすいという点は特級のメリット。
せっかくなら様々なトリックをやりたい! となれば、扱いやすさの右に出るメリットはないでしょう。
・ズラし易い。
・切り替えが容易。
・反発を得やすい。
これだけでも多くのトリックにおいて有利なことが分かります。
ボードの長さにはもう一つの考え方があります。
それが『有効エッジ』です。
有効エッジを理解することでボードサイズのメリット・デメリットは 変化 します。
短めの板でもカービング性能が向上したり、長めのボードでも取り回しがしやすくなったりするのです。
例えば、短めのボードは高速時の安定性に欠けますが、有効エッジが長めのボードを使用することで、高速時の安定性は向上します。
しかし、その分短めのボードのメリットである引っかかり難さはエッジ面が伸びることで低下してしまいます。
それでもレスポンスや軽さにおけるメリットを残したまま高速トリックに対応できるため、そのようなスタイルを目指すライダーには最高のボードです。
有効エッジを理解することで、ボードの長さにおけるメリット・デメリットを自分スタイルに カスタマイズ することが出来るのです。
様々なボードに乗り慣れてきたら、ボードサイズ + 有効エッジ の複合的なサイズ選びをおすすめします。
ちなみに有効エッジについて紹介した記事があるので良ければ参考にしてみてください。
まとめると、短めのボードは グラトリに有利 です!
もちろんトリックのスタイルによってですが、一般的にはメリットが多くグラトリ向けであることは間違いありません。
中でも、グラトリに初めて挑戦するライダーは様々な動きを覚えるきっかけを掴みやすいため、上達の近道になるでしょう。
一撃必殺の高回転やラントリでは短めの板では難しい場面はありますが、グラトリメインでいくのであれば、バランスを見ながら出来る限り短いサイズでメイクできるものを探す ことがポイントだと思います。
今日は 短めのボードはグラトリに有利なのか? という疑問について紹介しました。
結果は有利です!
短いボードのメリットを存分に生かしてグラトリに挑戦してみましょう!
より洗礼されたスタイルを目指す際には徐々にサイズを上げて試してみるのが〇です。
慣れてきたら、合わせて有効エッジについても考えてみてくださいね!