雪山で遭難したら・・・ヤバいって話!



ヤマゴリです!

昔のカードゲームが実家から出てきのですが・・・
なんか調べてみたらメチャメチャ高くなってるやん!
遊戯王カード(年齢バレるかな?)の初代ブルーアイズホワイトドラゴンがあったんですが、なんと4000円くらいするじゃあないですか!驚
当時も高価なカードだったイメージですが、まさか未だに4000円もの価値があるとは・・・
さらには初期パックのノーマルカードでさえ、今ではかなりの価値があるとか!
なんでもノーマルカードはキレイな状態で残っていることが少ないからだそう・・・
うーむ、なかなか夢のある話!
当時これを予期出来た人は今頃人財産築けたかもしれませんね!

今回はスノーボードやスキーで遭難したらヤバいぞ!って話です。

 

 

皆さん遭難したことありますか?
まぁ、普通ないですよね!
今後も遭難の予定はないと思いますが、改めて意識しておきましょう!
遭難は絶対にしない! と・・・

 



 

ヤバすぎるゾ! 雪山での遭難

 

 

スキー場で滑走している分には遭難するリスクはかなり低いと思います。
しかし、近年 バックカントリー など、山の中へ分け入り自然そのものを堪能するという滑走スタイルが流行っています。
毎年数人の方が遭難して救助されるニュースを目にしますが、これだけは言っておきます・・・

遭難はヤバい!

 

 

生存率がヤバい!

 

 

雪山での遭難は夏の登山の遭難とは訳が違います。
何と言っても大敵となるのが 気温の低さ です。
雪山では体温を維持するために膨大なエネルギーが消費されるのです。

 

よく遭難において『3の法則』というものが用いられます。

① 体温保持なしで3時間
② 水分なしで3日
③ 食料なしで3週間

それぞれが失われた状態で生存できる目安となります。

 

スノーボード・スキー中は多少厚着をしているとは言え、水分や食料はほぼゼロに等しいと考えて良いでしょう。
何より ① に該当する体温の保持が優先される状況下において 雪山は最悪の環境 です。
水分の補給と言えど、雪をそのまま摂取する方法も体温低下を助長するため好ましいとは言えません。
食料を摂取することが出来なければエネルギーに変換できず更に体温は低下していきます。

 

生命維持が難しい状況下の為、雪山遭難での捜索目安は 1日~2日、長くて3日程 となります。

 

 

捜索費用がヤバい!

 

 

あなたが管理域外で遭難したことが分かった場合、当然救助のために 捜索 が始まります。
まずは自治体が作る遭難対策派遣協議会に捜索者の派遣要請がかかります。
スキー場があるような自治体では大体上記のような組織が編成されています。
基本捜索費用はここから賄われ、救助後はここへ 費用を治める必要があります。

 

では実際そのくらいかかるのか・・・

 

民間の捜索隊1人当たりの日当が 15000円~20000円 程度。
その方にかかる保険が一日 10000円~15000円 程度。
つまり一人当たり安く見積もっても 1日25000円 程かかります。

そして、彼らは一人で行動することはまずありえません。
少なくとも5人程のチームで行動します。
つまりは1日5人編成で 125000円 程掛かります。

 

 

捜索が難航するとヤバい!

 

 

捜索が難航するとさらに 費用は跳ね上がります。
捜索が難航して3日かかった場合、捜索費用は単純にそれぞれが3倍。
更に操作に編成される人員が増えますのでその分費用が上乗せされます。

救助ヘリが使用された場合は数時間で 150万円 ほどの費用が掛かってしまいます。

 

 

あなたが愛されているほどヤバい!

 

 

救助活動には多額の費用が必要とお話ししましたが、実はこれらは 民間の業者が救助を行った場合の話 です。
実は管理地域の山岳救助隊(地元警察)が全ての救助を行った場合は 費用は掛かりません。

じゃあ費用の心配はないじゃないか! と思うかもしれませんが、山岳救助隊にもそれぞれの地域によって 規模や対応できる人員に差 があります。
救助ヘリを所有している部隊もあれば、そうでない場合もあります。
基本的には 人員が不足している場合が多く民間に頼らざるを得ない状況 がほとんどです。

 

民間に救助を要請するには費用が掛かる為に、あなたの親族に確認があります。
あなたが家族から愛されていた場合、家族はきっとこう答えてくれます。
『よろしくお願いします』と・・・
そうなると民間に費用が掛かってしまうのです。

愛する家族の為にも遭難してはいけません!

 

 

救助費用シュミレーション

 

あなたが家族から愛され、3日の遭難の末に救助された場合を想定して費用をシュミレーションしてみましょう。

 

~遭難2日目~

遭難発覚翌日(夜間は捜索ができない為)(警察・自衛隊・救助隊・消防・地元自治体・民間)200人規模で捜索開始。

※ 以下民間(山岳連盟・地元消防団等)にかかる費用

5人編成救助チーム×3

人件費(15名分) ・・・ 23万円
保険(15名分)  ・・・ 15万円

合計       ・・・ 38万円

 

~遭難3日目~

生存率が極端に低くなる48時間を過ぎ、初日よりも多い500名規模での捜索。
民間のヘリを要請しての捜索も追加し、その後無事発見・救出。

 

5人編成救助チーム×5

人件費(25名分) ・・・ 38万円
保険(25名分)  ・・・ 25万円

民間ヘリコプター

1回        ・・・150万円

合計       ・・・ 213万円

 

2日間合計    ・・・ 251万円

 

更にこの金額に、備品・本部設置費用・救助隊員の食事等の金額がプラスされます。
救助後は入院が必要な場合がほとんどの為、入院費用 も掛かってしまいます・・・

 

 

その後もヤバい!

 

 

無事あなたが救出された後も大変です。
次にあなたを襲うのは、社会からのバッシング です。

 

雪山での遭難、特に滑走禁止エリアでの遭難などは、自己責任 という観点から社会的な大きなバッシングを被ることになります。
基本的には大規模捜索は全国ニュースとなりうる案件なので、様々な形で 非難に晒される 形となります。

 

場合によっては 個人が特定 されるなどして、自身や家族が何らかの被害を被ることも考えられます。

 

 

まとめ

 

救助内容は規模や内容によって大きく変わりますので、紹介した金額はある程度の想定額となります。
しかし、数十万円~数百万円の請求がされることは間違いありません。

 

愛する人たちに社会的負担・経済的負担を負わせない為にも、絶対に遭難はしてはいけません!
そして、絶対にしないという自覚を持つ必要があります!

 

滑走禁止エリアに入らない万全の装備を整えて複数の人数で楽しむ天候に注意して的確な判断を行う など、遭難のリスクを限りなくゼロにしてウインタースポーツを楽しみましょう。

 

 

 

 

いかがでしたか?
遭難は本当に怖いです・・・
殆どの人には関係のない記事だと思いますが、理解しておくことは大切です!
安全にウインタースポーツを楽しむ為にも、禁止エリアなどには入らないようにしましょうね!

 

 



ヤマゴリ

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ヤマゴリ