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シーズンオフに向けて! 大切な板をメンテナンスしよう!(ボード編①)



 

ヤマゴリです!

10連休最終日ですね!
皆さんいかがお過ごしですか? 休日は有意義に楽しめましたでしょうか?
ヤマゴリはキャンプに2回行けて大満足しております。
住んでいるのが観光地ということもあり、この連休はとてつもない人たちが我が故郷にも来ておりました。
観光地としては大変嬉しいことなのですが、交通においてはなかなか不便が多いですね。
まぁ、キャンプをしたのは何でもない野営地でしたので関係なかったですが!

今日はシーズンオフに備えての板のメンテナンスについてお話します。

 

 

ゴールデンウィークも終わり、もうほとんどの人がシーズンオフを迎えていると思います。
次のシーズンは半年以上先です。
皆さん大切なギアはその間どうしていますか?
メンテナンスはしていますでしょうか?
長く使うためにはメンテナンスはとても重要です。
今日はシーズンオフに備えるメンテナンスについて、その重要性とやり方についてお話します。

 



 

メンテナンスの重要性

 

メンテナンスには次のシーズンまでの間に起こるギアの劣化を防ぐという役割があります。
ボードのソール部分には1年間の滑走でできた傷やエッジのサビがあります。
更に、傷やサビの凹凸部分には汚れが入り込んでおり、これを放置するとソールが酸化してしまします。
酸化した板は硬化して割れが起こるリスクが高くなるほか、ソールの浮きなども起こりやすくなります。

オフシーズンに向けてのメンテナンスはこれらを防ぐために非常に重要な作業となります。

 

 

① エッジの錆を落とす

 

 

エッジにサビが確認できる場合、まずはサビを落としていきましょう。
目に見えるサビはサンドペーパーで落としていきます。

サビの程度が軽い場合は#1000程度のサンドペーパーで削ることでできれいになります。
サビが酷い場合は#500程度で荒く削った後#1000で仕上げを行ってください。

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サビを放置するとどんどん広い範囲に広がっていくのでしっかりと落としましょう。
ただ、サビは発生した地点で完全に取り除くことは不可能な為、更なる浸食を防ぐために後のホットワックスで保護します。

ここでの作業はホットワックスをかけられる状態まで持っていくために行います。

 

 

② ソールの汚れを落とす

 

1年間滑ったソールには汚れがついています。
特に春のシーズンを滑走した板は土などの汚れが細かな傷に入り込んでかなり汚れている状態です。
まずはこの汚れを落とす作業を行います。

 

①【水洗い】
まずは大まかな汚れを取る為に水洗いをします。
もしくは濡れたタオルでしっかりと拭いた上で空拭きを行ってください。

 

②【ホットワックス or クリーナー】
より細かな汚れを落とすための作業です。
この後は以下の2つのパターンに分けて説明します。

ホットワックスを使った方法 → 通常パターン
クリーナーを使った方法 → 簡易パターン

 

 

通常パターン【ホットワックス】

 

今回はガリウムのHPを参考に紹介していきます。
ホットワックスを行うには以下の道具が必要となります。

 

①・作業台
②・ブロンズブラシ
③・ファイバーテック(粗)
④・アイロン
⑤・ワックス
⑥・ワクシングペーパー
⑦・スクレーパー
⑧・ボアブラシ
⑨・ナイロンブラシ
⑩・ファイバーテックス(細)

 

これだけ見てもかなりの道具が必要となります。
これらのアイテムがセットで販売されているのでこれから始めようという人はセットで購入するとお得です。

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そこまでしっかりとやらなくてもいいという方は下の簡易パターン(リムーバーを使った方法)を参照してください。

 

【作業台に板を固定】

まずは作業台を安定した場所に置き、板を乗せます。
グラグラする状態では作業効率が落ちますので注意してください。

 

【ブロンズブラシで汚れを取り除く】


出典:galliumwax

ソール全体にブロンズブラシをかけることで汚れを落としていきます。
ソールが傷つくことが心配になりますが大丈夫です。
しっかりと体重を掛けて汚れを掻き出しましょう。

 

【ファイバーテック(粗)で汚れ・ケバ取り】


出典:galliumwax

ファイバーテックでより細かな汚れを落とします。
また、ブロンズブラシで表面に出てきたケバを落とす効果もあります。

画像ではコルクにファイバーテックを巻き付けて使用していますが、平面があるものであれば代用可能です。
コルクは程よい弾力がある為ソール部分に沿って変形してくれます。
準備できる方はコルクを使用するのが一番良いでしょう。

 

【アイロンをかける】

汚れを落としたら、いよいよアイロンをかけていきます。


出典:galliumwax

まずは固形ワックスにアイロンを当てて溶かします。
仕様するワックスはクリーニングワックスの他に、ベースワックスも代用できます。

GALLIUM クリーニングワックス
GALLIUM ベースワックス

ワックスごとにアイロンの温度を変化させる必要がありますので詳しくはワックスごとの記載を確認してください。
溶かしたワックスはワクシングペーパーに染み込ませます。


出典:galliumwax

ワクシングペーパーとアイロンを動かしながらワックスを塗っていきます。
途中でワックスの量が少なくなったと感じたら、再度ワックスを溶かしてワクシングペーパーに染み込ませます。
この作業を繰り返し、ソール全体にワックスを塗っていきます。

 

最後に全体をもう一度軽くワックスがけしていきます。
最初にかけた所と最後にかけた所では固まり具合に差があるので次の作業のために全体を均一にします。

 

【スクレーパーをかける】

ワックスが乾ききる前にスクレーパーを掛けます。


出典:galliumwax

ここではワックスを掛けることで浮き上がってきた汚れを落とします。
時間が経つとまた汚れが板に定着してしまいますので、素早くスクリーパーで表面を削って汚れをワックスと一緒に除去していきます。
全体をスクリーパーで削ってワックスを剥離します。
ワックスの粉が出なくなるまで続けましょう。

 

【ボアブラシでワックスを取り除く】

ボアブラシを使って細かなストラクチャーに入り込んだワックスを除去していきます。


出典:galliumwax

こちらもしっかりと体重を掛けてブラッシングしていきます。
スクリーパーでは取り切れなかった溝に入り込んだワックスが除去できます。

 

【ナイロンブラシでワックスを取り除く】


出典:galliumwax

ナイロンブラシはボアブラシより更に柔らかいブラシです。
より細かな溝に入り込んだワックスを落とすことができます。
同様に全体に力を込めてブラッシングしていきます。

 

【ファイバーワックス(細)で仕上げ】


出典:galliumwax

最後にファイバーワックス(細)で表面についた微細なワックスを取り除いて終了です。

 

このように手順が多く時間はかかりますが、より完璧な状態で次のシーズンまで板を保管することができます。

 

 

簡易パターン【クリーナー】

 

ホットワックスに対して時間的にも金銭的にも負担が少ない方法です。

 

【クリーナーを塗る】

クリーナー(リムーバー)を使って汚れを取り除きます。
リムーバーとは剥離剤の事を指し、汚れている面を剥離させて汚れを落とすために使用します。

GALLIUM クリーナー300


出典:galliumwax

キッチンペーパーなどにクリーナーを染み込ませます。
この時、ティッシュペーパーなど拭いた際に紙粉が出ないものを使用する必要があります。

板全体にクリーナーを広げるように塗っていきます。

 

【汚れを浮き上がらせる】


出典:galliumwax

全体にクリーナーを塗ったら、そのまま1分程放置して汚れが浮き上がるのを待ちます。
最後にキッチンペーパーなどでしっかりと汚れを拭き取ります。

 

【ブロンズブラシで汚れを取り除く】


出典:galliumwax

ソール全体にブロンズブラシをかけることで汚れを落としていきます。
しっかりと体重を掛けて汚れを掻き出しましょう。

 

【ファイバーテック(粗)で仕上げ】


出典:galliumwax

ファイバーテックでより細かな汚れを落として終了です。

 

このとおり、ホットワックスを掛けるよりかなり簡単です。
時間や予算に余裕がない人はこちらの方法をおすすめします。

 

まとめ

 

以上でボードの汚れを落とす作業は終了です。
次は汚れを落としたボードをワックスでコーティングする作業について紹介します。

 

【次の記事】

 

 

 



ヤマゴリ